神姫観光バス「Limonbus201便」乗車記(難波→名古屋栄)
久しぶりに夜行バスに乗車しました。
乗車したのは2020年8月1日から運行を開始した、神姫観光バスの大阪~名古屋線「Limonbus201便」です。

老舗の神姫観光バスが運行しますがどちらかと言うと旧ツアー系のイメージが強いLimonbus。
値段設定が安く、2席利用のダブルシートでなんと1800円でした。
Limonbus201便について
始発はJR桜島駅近くのリーベルホテル、そこからUSJ、難波、新大阪、ヨドバシ梅田タワーを経由して名古屋、栄へ向かいます。
Limonbus201便
運行会社|神姫観光バス
出発時刻|23:00
乗車区間|難波(なんばパークス前)→名古屋栄
乗車車両|なにわ200か2457
途中休憩|大津サービスエリア、大山田パーキングエリア
運賃情報|1800円(※需給により変動します)
始発が21時50分、栄到着が5時40分着なので全区間乗り通すと7時間近く乗車することになります。
なんばパークス前のバス停から乗車
家の用事を夕方からこなし、風呂に入ってうだうだしていると始発のリーベルホテルの発車時刻には間に合わないことが判明。
しかし、難波や新大阪なら余裕で間に合うので乗車地を難波からに変更しました。
Limonのサイトを見ると、乗車地の変更は連絡不要とあったので無通告で難波から乗車することにしました。
まー路線バスだからわざわざ書かなくてものれるはずですが、ここはツアー系の名残でしょうか。
JR線と南海電車を乗り継いで難波に到着したのは22時30分。
はじめて乗る場所なので余裕を持って行動。いつもお世話になるウインズ難波を通り過ぎると前方に夜行バスの列が。
難波の乗り場はなんばパークス前の路上。ジャムジャムライナーの東京ディズニーランド行の後ろに名古屋栄行のLimonbus201便がすでに到着していました。

神姫観光バスのセレガだ。イエローのカラーリングが夜でも目立ちます。
まだ発車まで30分ありますが、特にすることもないので改札を受けて車内へ入ります。
名前を言うと席番を教えてくれるシステムです。さすが老舗バス会社の運転士さん。
案内も丁寧で安心しました。
車内はトイレなし4列シート

カーテンは全て閉じられていました。
各座席に腰当が置かれていて、これが結構使えました。
あるのとないのでは腰への負担が全然違うような気がします。


運転士後ろは交代乗務員専用の座席となっていました。
仮眠室がない車両なので2名乗務の東京線で使用されるようです。
乗車している名古屋行はワンマン運行ですが、カーテンは閉じられていました。
難波発車後は四ツ橋筋を北上
23時00分 難波発車後は四ツ橋筋を梅田方面へ北上します。車内は自動の案内放送が流れていたのは少し驚きました。
一旦梅田をスルーして新御堂へ。淀川を渡り新大阪駅新幹線の高架をくぐると地上に降りました。
新大阪の乗り場は、北口のロータリー。神姫バスの三田方面行や三重交通の忍者ライナーが発着する場所です。
ここで少しトラブルが発生した模様。
東京行きのLimonbus5便を予約した乗客が運休を知らずにずっと待っていたそうで、このバスの運転士に申告されました。
機転を利かせた運転士さんが、その乗客をこのバスに乗車させ、ヨドバシ梅田タワー前で東京行きのLimonbus7便に乗り換えできるよう、接続の手配をされていました。
ヨドバシ梅田タワー前
ヨドバシ梅田タワー前に24時00分に到着。前方に東京行きのLimonbus7便が待機していました。
無事に乗り換えができたようで一件落着。ヨドバシ梅田タワー前からの乗客を乗せて5分遅れで出発となりました。

この便の乗客は10名ほど。私以外全員若い人ばかりです。
カップルの乗車も多かったですね。ソーシャルディスタンスの取り組みで、前後は人がいないよう座席配置されていました。
ヨドバシ梅田タワー前発車後前方カーテンが閉じられました。運転士さんの放送で、この先大津サービスエリアと大山田パーキングエリアで開放休憩をとるとのことです。
また大山田パーキングは2時間ほど停車した後の開放休憩となる旨。休憩箇所での案内放送はなく、前方カーテンを開けて室内灯の点灯が休憩の合図になることが案内されました。
JRバス同様新御堂から千里ニュータウン、吹田インターへと進んでいきました。
後ろの席が空席なのでリクライニングを倒して休むことにしました。
大津サービスエリアで1回目の休憩
1時05分から1時25分まで、大津サービスエリアで休憩です。
高速バスの休憩でここに来たのは初めてです。琵琶湖の景色が一望できるいいサービスエリアですね。

トラックが止まっているのであまりいい写真が撮れません。


同じ時間にジャムジャムライナーの浜松行きも停車していました。浜松への夜行路線があるのですね。

発車時刻になり人数確認後バスは発車しました。
時間がたっぷりあるのでもっとちんたら走るのかと思っていましたが、通常の速度で走ります。
大山田パーキングに到着
減速のショックで一旦目が覚めましたが、ここで2時間運転士さんの休憩です。
4時30分、前方カーテンが開けられ室内灯が点灯されました。ここで20分間の開放休憩です。出発は4時50分。


夜間の撮影に慣れていないのでうまく撮れなかったです。
iPhoneのほうがきれいかも…

名古屋駅はビックカメラ前に到着
5時19分、名古屋駅に到着しました。
到着した場所は大阪バスの名古屋駅バス停。名古屋特急ニュースター号等が停車する場所ですね。
駅前で便利な場所です。
ここで車内の半数の人が降車しました。
5時39分、終点の名古屋栄に到着です。
バス停の写真を撮りたかったですが、タバコを吸っている酔っぱらったおばさんがいて、変に絡まれると面倒なので離れた位置から一枚だけ撮影。

まとめ
大阪~名古屋間の夜行バスといえばJRバスの青春大阪ドリーム名古屋号やジャムジャムライナーがありますが、さらにLimonbusが参入し選択肢が増えました。
4列トイレなしなので快適性はハイグレード車両に比べると…という感じですが、今回のようにダブルシートで前後に人がいなければ快適ですね。
運行も老舗の神姫観光バスですし、名古屋を起点に早朝から動きたいときは全然選択肢としてありですね。
もう一本いかがですか?