大阪から丸亀まで、四国高速バスの「さぬきエクスプレス神戸大阪号」丸亀・善通寺~神戸・大阪線に乗車

2022年9月6日

大阪から丸亀駅まで、四国高速バスさぬきエクスプレス神戸大阪号に乗車しました。

関西と西讃をダイレクトに結ぶこの路線は、ハイグレードな3列シート車が使用されていて個人的に気に入っている路線です。

前回は丸亀駅から湊町バスターミナル(OCAT)間で乗車しましたが、今回はその逆区間です。

前回の記事はこちら。

さぬきエクスプレス神戸大阪号について

この路線の愛称はさぬきエクスプレス大阪と書かれていたり、車内ではさぬきエクスプレス神戸大阪号となっていたり、交通新聞社の高速バス時刻表にはさぬきエクスプレス丸亀大阪号となっていてまちまちですが、この記事では車内表示に合わせてさぬきエクスプレス神戸大阪号と呼ばせていただきます。

運賃は大阪~丸亀間が4300円ですが、7日前までに購入すると2700円になる「早売7」が設定されています。今回私はノーマル運賃ですが、発車オーライネット決済で2%だけ割引になりました。

この路線は平日7往復、土日祝8往復運行されています。最新の情報は公式サイトで確認してください。

今回は大阪側の始発、阪急三番街を7時10分発に乗車しました。

さぬきエクスプレス神戸大阪号

運行会社|四国高速バス

出発時刻|7:10

乗車区間|梅田(阪急三番街)~丸亀駅

乗車車両|香川230あ1988 088

途中休憩|室津パーキングエリア

運賃情報|通常4300円、7日前まで2700円(早割7)

早朝の阪急三番街高速バスターミナル

早朝の環状線で大阪駅に到着。改札を出て阪急三番街高速バスターミナルへ向かうため一旦地下に下り、リンクス梅田の横で再び地上に。

霜降り明星の粗品さんが「梅田は横断歩道が少なすぎて行きたいところにスッと行けへんぞ」と言っていたことを思い出します。バス乗り場に到着したのは7時前、アルピコ交通さわやか信州号南海バス徳島行の出発を見送ります。

さわやか信州号 上高地行き 4列シートです
南海なんばから阪急三番街を経由して徳島へ

さぬきエクスプレス神戸大阪号 大阪→丸亀 乗車記

7時00分発の2台が発車して数分後、本日乗車するバスが到着。

2019年度に導入された新しい車両がやってきました。

四国高速バス 088

今回は発車オーライネットで予約、決済していたのでメール乗車票を運転士さんに見せて乗車します。

車内の様子

車内は独立3列シート。公式サイトにはデラックスシートと明記されています。赤色の床面カーペットと天井LEDがデラックス感を演出します。座席にはフットレスト、レッグレスト、電源が装備されていて、夜行便でも充分な設備を昼行便で味わうことができます。

10名ほど乗せて阪急三番街を発車

乗客の年齢層は幅広く、学生グループから私のような中年、年配の方などさまざまでした。

バスは大阪駅の南側から西側の高架下をくぐり、阪神高速梅田ランプへ。

この後、湊町バスターミナル(OCAT)で乗車扱いを行います。

7時35分、OCATに到着。夜行便の到着ラッシュは終わり少し落ち着いたターミナル内。日本交通舞鶴行き大阪空港交通空港リムジンバスが停車していました。

OCATからは1名が乗車し出発。再び阪神高速を走行します。

ここから三ノ宮バスターミナルまでは、阪神高速大阪港線~湾岸線~ハーバーウェイのルートを進みました。住吉浜出口でやや混雑がありましたが、ひどいときに比べると全然許容範囲内でした。

神戸港にさんふらわぁが停泊していましたよ。

ハーバーウェイを走行していると左側に神戸製鋼のラグビー場と広大な敷地が現れました。ここは溶かした鉄を運ぶ構内鉄道路線があるようで、線路が張り巡らされていました。

8時25分、バスは三ノ宮バスターミナルに停車中です。ここからの乗車はありませんでした。

バスは再び来た道を戻り、阪神高速神戸線の京橋ランプを目指します。三ノ宮から西へ行く路線は神姫バスやJR系は生田川ランプを使うイメージですが、このあたりの使い分けは何か意図があったりするのでしょうか。

阪神高速の流れは順調。四国方面からやってきた多くのバスとすれ違います。若宮のカーブを過ぎ、第二神明へ。月見山トンネル、須磨の料金所、名谷ジャンクションと順調にパスしていきます。

高速舞子で最後の乗車扱い。明石海峡大橋を渡る

垂水ジャンクションから神戸淡路鳴門道へ。舞子トンネルを抜けるとこの路線最後の乗車扱い箇所である高速舞子に到着しました。

8時55分、1名を乗せて高速舞子を出発。すぐに明石海峡大橋を渡ります。

すでに日は高く昇っていますが、朝の澄んだ空気感が車内まで伝わってくるようなすがすがしい景色です。

淡路島を南下すること15分、室津PAで休憩

明石海峡大橋を渡り淡路島を南下すること15分。定番の休憩ポイント室津PAに到着しました。

休憩時間は9時11分から9時21分までの10分間。隣には伊予鉄道松山行西日本JRバスが停車していました。

トイレと撮影を済ませて車内へ。全員そろい定刻で出発します。

出発時に隣の伊予鉄の乗務員さんが「左オーライ!」とばかりに安全確認と誘導をしていたのが印象的でした。

運転するバスのカラーは違えど、運転士という広い意味では仲間。お互いに手を挙げて合図し、安全運行を祈るような姿にほっこりしました。

伊予鉄バス

四国に入り高松道へ

大鳴門橋を渡り四国へ。鳴門の料金所を過ぎるとバスは高松道へ入ります。

高松行きに乗車した時は、高松道の各バス停に停車しますが、乗車中のさぬきエクスプレス神戸大阪号はすべて通過します。右手に高松市街が見えてきてもバスはそのまま高松道を西へ。

東讃と西讃を分ける山を越えて高速丸亀には10時51分に到着しました。その後善通寺インターで高松道から一般道へ。反対車線側にある善通寺インターバスターミナル前を一旦通り過ぎて左折。専用の転回場で方向転換をしてから善通寺インターバスターミナルに到着となりました。

立派な建屋の善通寺インターバスターミナル

少し回り道をして方向転換し丸亀方面へ

善通寺インターバスターミナル発車後は丸亀駅方面へ向かうべく右折、右折、右折。幹線道路から外れた少し狭い道を都市間高速バスが走る姿は外から写真を撮りたいなと思いました。

さぬきうどん店がロードサイドに広がる2車線の道を進みます。丸亀競技場東は降車がないため通過。

11時20分、終点の丸亀駅に到着

自動放送と運転士さんの放送が入り終点の丸亀駅に到着しました。大半の乗客が終点まで利用しました。

デラックスシートで体の疲れはほぼなく、快適な4時間のバスの旅でした。

ご覧いただきありがとうございました。さて、さぬきうどんでも食べに行きますか。

乗車データ