濃飛バス 高山~京都・大阪線(なんば→高山)
なんばOCATから飛騨高山まで、濃飛バスの高速バスに乗車しました。
本来は1日4往復ある路線なのですが、2022年12月現在この路線は1日2往復の運行となっています。
運賃は大阪市内~高山間で(平日)5500円、(金~日)6000円。京都~高山間は(平日)5000円、(金~日)5500円となっています。

- 路線 高山~京都・大阪線
- 運行 濃飛バス
- 区間 近鉄難波駅(OCAT)→高山濃飛バスセンター
- 車両 飛騨230あ3205
【停車停留所】
なんばOCAT 大阪駅前 京都駅八条口 郡上八幡インター 清見 真光総本山前 高山濃飛バスセンター
早朝のなんばOCATから出発

私が乗車するのはなんばOCATを7時20分に出発し、高山には13時前に到着する便です。
早朝ということもあり、各方面への高速バス、空港へのリムジンバスに混じり各地から到着する夜行バスを見ることができました。
高山行は四国方面の高速バスが使用する、6番のりばから発車します。
車内設備について
乗車した車両は三菱ふそうのエアロエース。2020年に導入した都市間仕様車です。

座席は4列シートではあるもののワイドシートを採用。シートピッチもそれなりに広くてお手洗い、テーブル、フットレスト、USB充電端子、車内Wi-Fiがあり5時間程度の道中を過ごすには十分と言える設備です。

シートモケットはグレー基調、ベージュ色のヘッドカバーとカーテンで全体的に落ち着いた印象。

乗車記

定刻の7時20分になんばOCATを出発。乗客は私ともう1人。計2名を乗せて走りだしました。
この先大阪駅前、京都駅八条口で乗客を乗せるために停車します。
大阪駅までは四ツ橋筋を北上。10分ほどで大阪駅前に到着。ここからの乗車はありませんでした。
大阪駅前ののりばは、地下鉄東梅田駅近くの近鉄高速バスが発着する路上停留所です。
7時35分、車内は2名のまま大阪駅前を出発。この先京都駅までのルートはJRバスと同じように、新御堂で千里方面へ向かうのかな?と想像していましたが、扇町ランプから阪神高速守口線→近畿道→第二京阪というルートをとったのは意外や意外。

この日の天気は大雨の予報。景色があまり楽しめないのが少し残念でした。
8時35分、OCATを出発して1時間で京都駅八条口に到着しました。京都市内の渋滞で定刻より10分ほど遅れているようです。
ここから10名ほどの乗車があり車内は少しにぎやかになりました。外国人旅行者の姿もあり、コロナ前の状況に少しずつ戻っていることを実感しました。
京都駅八条口からバスは上鳥羽インターから第二京阪に入りました。この後は京滋バイパス、名神、東海北陸道を経由して高山に向かいます。
途中休憩は2か所
なんばOCATを出発してから約2時間。バスは名神高速で琵琶湖の湖東地区を走行しています。
そろそろ外の空気が吸いたくなるころ。
運転手さんも出庫してから2時間以上経過していてそろそろお疲れの頃でしょう。
滋賀県八日市市の手前にある黒丸パーキングエリアで9時37分から9時55分まで休憩がとられました。

黒丸パーキングエリアを出発し、1時間ほどで名神一宮ジャンクションに差し掛かりました。
ここからバスは東海北陸道へ入ります。右手には名古屋小牧空港へ着陸するフジドリームエアラインが飛行していました。

2回目の休憩は岐阜県各務原市にある川島パーキングエリアを予定していましたが、混雑していたので急遽長良川サービスエリアに変更となりました。
長良川サービスエリアでは11時15分から11時30分まで15分間の休憩です。

標高を上げて飛騨地区へ
長良川サービスエリアを出ると徐々に標高が高くなり、トンネルが連続する区間に入ります。
山とトンネルの景色がしばらく続いている中、放送で最初の降車停留所である郡上八幡インターの降車案内が流れました。
右手には山間に突如現れる郡上市の街並みは、映画のワンシーンに出てきそうな風景でした。
山間部に標高を上げて1本伸びていく一筋の道は、明宝方面に向かう国道でしょうか。

郡上八幡インターを過ぎると、高鷲や鷲ヶ岳、ひるがの高原、荘川など真冬の豪雪地帯を抜けていきます。
外の空気も冷たいのでしょう。窓ガラスは真っ白に曇っていました。
12時31分にバスは飛騨清見インターから中部縦貫自動車道で高山方面へ。
高山西インターから一般道を走行し、道の駅七杜横にある清見バス停、真光総本山前バス停に停車してそれぞれ1名ずつ降車。

12時55分に終点の高山濃飛バスセンターに到着しました。
京都駅付近では少し遅れて運行していましたが、ほぼ定刻で到着しました。
最後に

大阪から高山まで濃飛バスの高速バスに乗車しました。初めての濃飛バスでしたが乗務員さんは運転も接客も丁寧な方で安心して乗車することができました。
車両は新型車両という事もあって4列シートとはいえど快適に過ごすことができました。
濃飛バスは近年車内グレードの高い車両を相次いで導入しているので、好感が持てます。
写真の顔の新型車両が来れば当たりですね!おそらく大阪や新宿などの長距離路線はこの車両だと思いますが、点検などで変更となる場合があると思うのでその時はご了承ください。
天候が悪かったのが残念ですが、約5時間のバス旅を楽しむことができました。
ではまた。