【期間限定路線】京阪バス「京都高野山線」乗車記

2022年9月6日

2020年9月18日~11月30日まで、期間限定で運行されている、京都高野山線に乗車しました。

この路線は京阪バス南海りんかんバスの共同運行便です。

京都を午前に発車するのが京阪バス、午後に発車するのが南海りんかんバスです。

今回は京都駅を午前に出発する京阪バス便に乗車することにしました。

京都高野山線について

京都高野山線

運行会社|京阪バス

出発時刻|9:20

乗車区間|京都駅八条口~奥の院前

乗車車両|京都200か3871(H-3334)

途中休憩|道の駅くしがきの里

運賃情報|2500円

京阪バス南海りんかんバスがそれぞれ1往復。計2往復で運行中です。

途中道の駅くしがきの里で休憩が設けられています。

乗車レポート

京阪バスの路線は京都駅八条口、アバンティ前ののりばから出発します。

八尾から到着した近鉄バス。この後三井アウトレットパーク滋賀竜王行になります

八条口には近鉄バスや伊丹空港、関西空港リムジンバス、大阪バスウィラーエクスプレスなど多くの高速バスが発着しています。数年前にバス乗り場が整理され、わかりやすくなりました。

乗車する京阪バス

乗り場に本日乗車する高野山行のバスが停車していました。

空港リムジン用の新車(H-3334号車)がやってきました。

行先表示は高野山(奥の院前)Koyasan(Okunoin mae)

ピカピカの車両です。

改札を受けて車内に入ります。今回は運転席後ろの1D席を予約しました。

車内の様子

車内はトイレ付の4列シートとなっています。

空港リムジン車のため、補助席も装備されています。

指定した1D席は優先座席のステッカーが貼られていましたが、この路線は座席指定制なので関係ありません。

前方のモニター

高野山へ向けて出発

9時20分京都駅八条口を出発しました。車内は半数程度の乗客。

ダイレクトエクスプレス直Q京都と同じルートで上鳥羽入口から第二京阪に入ります。

上鳥羽インターから15分、京田辺パーキング内にある高速京田辺バス停に到着。

ここからの乗車はありませんでした。天気も良く、高野山の景色が楽しみです。

バスは第二京阪、近畿道、阪和道へ進んでいきます。

「和歌山JCTから京奈和道を通るのかな」

初めて乗車する路線は、どの道を通って目的地にたどり着くかを考えるのも、楽しみな部分であります。

10時19分、バスは岸和田和泉インターで阪和道から離脱しました。

「おや?山越えのルートかな」

調べてみると、父鬼~鍋谷峠に新しいトンネルが開通していたのですね。全然知らなかった…

インターを降りて国道170号線を少し走行。父鬼方面へ右折する信号で結構渋滞していました。

「かなり混んでいるなぁ」

それもそのはず、ちょうどこの時周囲をパトカーと救急車が走り回っていて様子がおかしいと気づきました。

しばらくして、対向車線のパトカーが、「この先事故のため鍋谷トンネルは通行止め、復旧の見込みなし!」と放送していました。

乗用車はその場で転回していましたが、なんせこちらは大型バス。

山の1本道で、わき道も渋滞の列。転回するのは不可能です。

運転士さんが営業所と連絡を取り合い、転回できるところでUターンし、阪和道へ戻るよう指示を受けていました。

結局鍋谷トンネル手前の規制区間で警察官の誘導を受けUターン。再び岸和田和泉インターを目指します。

11時55分、岸和田和泉インターから再び阪和道へ入りました。通行止めの渋滞に1時間30分程捕まっていました。

岸和田サービスエリアで休憩

本来なら鍋谷トンネルを抜けたところにある、道の駅くしがきの里で休憩予定でしたが、ルート変更のため岸和田サービスエリアで休憩をとることになりました。

休憩時間は12時00分から12時10分までの10分間。

これはこれで貴重な体験なので、乗りバスをしている身としてはアリでした。

運転士さんに「お疲れ様です」と声をかけひとまずトイレに。

他の乗客も降車時に運転士さんをねぎらっていたのが印象的でした。

阪和道、京奈和道を経由して高野山へ

12時10分に岸和田サービスエリアを出発。

阪和道を南下し、和歌山ジャンクションから京奈和道へ入りました。

高速バスでこの区間を通るのは新鮮でした。

12時42分、かつらぎ西インターで流出。インター併設の道の駅を横目に一般道へ出ます。

ちょうど鍋谷方面からの道と合流したようで、ここから正規ルートとなります。

笠田駅前交差点を右折すると、正面に高野山の山々がそびえ立っています。

いよいよこの路線のハイライト、山岳区間走行となります。

最初は写真のような2車線道路ですが、後半は1車線区間に。巧みなハンドルさばきで対向車を交わしていきます。途中で奥の院前を12時30分に出発した、関西空港交通のリムジンバスとすれ違いました。あちらも期間限定路線なので乗りたいところなのですが。

花坂不動尊付近は商店があって少しひらけた場所。ここからさらに狭い道をグングン上っていきます。

稜線が近くに見えるようになり、間もなく高野山に到着です。

13時26分、大門南駐車場に到着。

高野山の大門等を見学する人たちは、こちらで降車します。

大門南駐車場から奥の院前までは、高野山市街地の南側を迂回する道路を走行します。

林の中を突っ切る快走路♪

大門南駐車場から10分で奥の院前に到着しました。

通行止め&迂回のハプニングの影響で、1時間36分遅れての到着となりました。

運転士さんお疲れさまでした。

この路線は11月30日までの期間限定路線ですので、利用する際は注意してください。

真冬の雪の季節に運行していたらいいのにな~

高野山を散策

到着後は少しばかり高野山を散策しました。

紅葉が見ごろを迎えていました

「キレイだ!」

高野山駅行の路線バスは、臨時便も出ていました。

高野山の南海りんかんバスはツーステップ車天国です。

ゆるキャラ、こうやくんがあらゆるところに

高野山市街地から高野山駅まで、南海りんかんバスで移動しました。

女人堂前~高野山駅間のバス専用道が見どころです。

高野山駅前でバス撮影

乗車してきた京阪バスが休んでいました
聖地巡礼バスは、護摩壇山方面へ向かう路線ですね

高野山から護摩壇山で乗り換えて、熊野や紀伊田辺方面へ行ってみたいです。

天空塗装のブルーリボン
元南海バス、鳳シャトルの車両

様々なタイプの車両が止まっているので、見ていて飽きませんね。次回は一日券で乗り回してみたいです。

撮影した後はケーブルカーで下山し、帰路につきました。

新型車両になった高野山ケーブル

もう1本いかがですか?