近鉄八尾駅前を発着するバスたち2020年

2021年4月24日

2020年も残りわずかとなった年末のある日。数回に分けて近鉄八尾駅前を発着するバスを観察してきました。

近鉄バス八尾営業所に唯一残っていると思われる、日野ブルーリボンシティ6414号車をまともに撮れなかったのが残念ですが復刻塗装に出会えたのが収穫でした。

近鉄八尾駅前バスターミナル。近鉄バス八尾営業所の高砂線、八尾線と稲田営業所の萱島線、土日祝限定で京都行の高速バス、大阪バスの大阪空港行リムジンバス、八尾志紀線、八尾布施線が発着します。

数年前まではここから近鉄バスの恩智駅前や志紀車庫前、大阪市交通局のJR平野駅への路線も出ていたのですが今はなくなってしまいました。

近鉄バスが撤退した路線を大阪バスがリニューアルして新規開業したのが八尾志紀線、八尾布施線となっています。

近鉄バスの2020年度の新車、日野ブルーリボン6002号車です。2020年は八尾営業所に大型車1台(6002号車)、中型車1台(1001号車)が導入されました。

6002号車は主に近鉄八尾駅前~藤井寺駅間の八尾線で活躍しています。

こちらは八尾線に充当される日野ブルーリボン(短尺車)です。近鉄バス20周年復刻塗装車です。

銀色の窓周りがかっこいいです。ひときわ目立ちますね。

白色LEDはくっきり写ります。

こちらは中型車、日野レインボーⅡ(1801号車)です。元々枚岡営業所にいた車両です。

ちなみにですが、後ろの時計の時刻がバラバラなのはご容赦ください。

駅前で撮影~買い物~撮影~食事~撮影と終日この近辺で過ごしていたもので。

萱島線(近鉄八尾駅前~JR住道~萱島)の稲田営業所のレインボーHR(6417号車)です。

稲田の車両はロータリーの左側に寄せて休憩しています。

レインボーHRが3台並ぶこともしばしば。(6712号車)稲田営業所からはるばるここまで回送してきます。このあたりの世代の中型車もあと数年でそろそろ世代交代でしょうか。

こちらは八尾営業所の日野ブルーリボン6757号車。

最近はこの顔のブルーリボンとエルガが増えました。おや?後ろに…

今や置き換え対象となり数を減らした日野ブルーリボンシティ6414号車がやってきました!

フロント部分の車番が剥げていたのですが、最近新しく張り替えられました。ということは当分安泰なのでしょうか?

続いては大阪バスの車両を見てみましょう。

こちらは布施駅から到着した、布施八尾線の日野ポンチョ(92S53-039号車)です。

途中狭隘区間(商店街や住宅街)を通るため、小型車が使用されます。朝夕の急行便は中型車のレインボーⅡが使用されています。

こちらは大阪バスの大阪空港AirportLimousine、日野セレガ(03S35-100C号車)です。

以前乗車した時はエアロエースが使用されていましたが、最近はもっぱらセレガが使用されています。

リムジン車の後ろにいるのが、八尾志紀線の日野レインボーⅡ(20S45-034号車)です。

近鉄八尾駅前を発着する路線では2020年度にダイヤ改正が行われ、近鉄八尾駅前~高砂住宅を結ぶ高砂線の本数がほぼ半分に減便、日中は1時間に1本となり寂しい年となってしまいました。

この日は駅前だけでなく、街中でも少し撮影しました。

早朝の八尾線に入る6262号車。吊り目ライトのブルーリボンに見慣れると、この顔も少し古く見えてきますね。

アクロスプラザのバス停を通過する八尾志紀線(20S45-065号車)

こうやってじっくり一日かけてひとつのエリア内を観察する活動もなかなかいいですね。

定期的に同じエリアで観察し、数年後に見返してみると車両や路線の変遷がわかります。

普段の記録が数年後貴重な資料になりますよね。バス趣味の一つの楽しみ方だなと気づいた一日でした。

撮影:2020年12月末