ザ・バスコレクション都バススペシャル

2022年3月3日

先日所用で近鉄バスエリアをうろうろしておりました。八尾営業所のブルーリボンシティ6414号車が八尾線で運用されていたので乗車。最近剥げていた車番も付け直され、もうしばらく活躍する姿を見れそうです。また、大阪バスの八尾志紀線にも乗車しました。平日の日中でアリオ八尾(7&iホールディングスのショッピングモール)から6名の乗車があり、徐々にですが利用客が増えている様子です。

近鉄バス 6414号車 大阪200か1497
大阪バス 20S45-034号車 大阪230き34

さて、前回の記事で新年早々に購入したバスコレクションを紹介しました。そのうち2020年12月に発売された「ザ・バスコレクション都バススペシャル」をバラで2台購入し、自宅で鑑賞を楽しんでいたのですが…

「他の車両も気になるな…」

結局思い切って1ボックスコレクションすることにしました。バラで購入したキュービックと7Eが重複しますが、並べて楽しむということで。

発売から少し経過してしまったので、出遅れた感がありますが、せっかくなので1台ずつ見ていこうと思います。シークレットは出るのでしょうか?

ザ・バスコレクション都バススペシャル

最初の2つは、前回紹介したものと同じです。

■349 東京都交通局 いすゞキュービック[足立22か3752]R-V517

都バススペシャル一つ目は、いすゞキュービックです。

車両は臨海自動車営業所のR-V517号車で、1989年に導入されました。

行先方向幕は[錦25 葛西駅]となっています。同路線は錦糸町駅~亀戸駅通り~京葉交差点~船堀駅~三角~葛西駅を結ぶ比較的長い路線です。錦糸町駅を出ると京葉道路を東へ進み、京葉交差点から南下して葛西駅へ至ります。モデルとなったキュービックが活躍していた時代に比べて、現在本数は増えているようで、朝ラッシュは6分間隔、日中でも1時間に7本と高頻度で運行されています。実際に乗車したことがないのであまり多くは語れませんが、都バスの中でも有数の成長路線のようです。バスコレをきっかけに、モデルとなった路線を実際に巡ってみたいものです。

■350 東京都交通局 富士重工業7E[練馬22か6750]F-B602

二つ目は日産ディーゼルと富士重工業7Eの組み合わせのF-B602号車です。

1995年に新製配置され練馬営業所管内で活躍した後、平成20年に除籍されました。

行先は[白61 目白駅・練馬車庫]低公害を表す、東京都環境局のマスコット「エコツムリ」のステッカーが貼られています。エコツムリステッカーは平成18年頃から剥がされ、その後は「みんくる」が登場し、車体に貼られるようになりました。

モデルとなった白61系統は、新宿駅西口~曙橋~ホテル椿山山荘東京~目白駅~練馬車庫~練馬駅を結ぶ路線です。新宿駅西口から目白駅間は山手線の内側へのアクセスを担い、目白駅~練馬駅間は目白駅から外側へのアクセスと担います。

■351 東京都交通局 三菱ふそうエアロスターK[練馬22か4421]T-R752

1986年式の三菱ふそうエアロスターK(P-MP218K)です。新呉羽車体工業製で独特の丸みを帯びたデザインです。黒色のメトロ窓や内側から取り付けられた方向幕が特徴的です。前扉は折戸、中扉は引き戸タイプです。

早稲田営業所に配置された車両で、行先は[早77|早稲田]となっています。後部は[早77|新宿駅西口ー早稲田]となっています。側面方向幕は前扉横に設置されています。

早77系統は明治通りを経由して、新宿駅と早稲田を約20分で結びます。本数もそれなりに確保されていて、1時間に2~4本運行されています。ルートは早稲田周辺は往路と復路が異なり、早稲田発新宿駅行は運が良ければ都電と並走するシーンも。

■352 東京都交通局 日野ブルーリボン[練馬22か5527]D-W193

1990年式の排ガス規制U代のブルーリボンです。杉並自動車営業所に配置され、平成14年まで活躍しました。中扉が4枚折戸となっていて俗にいう丸目ブルリで方向幕は[王78|大和町・新宿駅西口]後部は[王78|王子駅ー新宿駅西口]となっています。子どもの頃にみたはたらく車図鑑で見た都営バスは中扉4枚折戸のブルーリボンが多かったような気がします。当時は最新型でしたからね。王78系統は新宿駅~環七通りを経由して北区王子駅を結ぶ路線で、総延長18キロに及ぶ長距離路線です。

■353 東京都交通局 三菱ふそうエアロスター[練馬22か6987]C-C200

1996年式の三菱ふそうエアロスターノンステップバスです。KC-MP系のエアロスターで、中扉がグライドスライドドアとなっているのが特徴です。新宿営業所に配置され、新宿駅~港区スポーツセンターを結ぶ路線などで活躍しました。冷房装置などが屋根上の前寄りに集約されていています。屋根上だけ高速車のようですね。銀サッシの窓枠もしっかりと再現されています。

■354 東京都交通局 いすゞエルガ[練馬200か461]G-H129

2001年式のいすゞエルガ(typeB)です。車体後部までフルフラットなノンステップバスです。巣鴨自動車営業所大塚支所に配属されました。モデルは[都02|錦糸町駅]大塚支所の代表路線で、大塚駅~上野広小路~御徒町駅~錦糸町駅を結ぶ路線で、愛称はグリーンライナーと呼ばれていました。車体にも愛称が刻まれ、多くの乗客を運んでいました。Type-Bの特徴はなんといっても車体最後部のデッドスペースですね。しっかりと再現されています。 

■355 東京都交通局 日野ブルーリボンⅡ[足立200か1692]S-R634

2007年式の日野ブルーリボンⅡノンステップバスです。深川営業所の車両で東京オリンピック仕様ナンバーが取り付けられています。行先は[都05-1|深川車庫]都05系統は東京駅と晴海ふ頭を銀座駅や有楽町駅経由で結ぶ基幹路線です。モデルとなった都05-1系統は深川車庫への入庫系統となります。

■356 東京都交通局 西日本車体工業96MC[足立200か1951]L-S691

2008年式の日産ディーゼルスペースランナーRA、西日本車体工業96MCノンステップバスです。江東自動車営業所に配置されました。モデルは[都07|門前仲町]となっていて、錦糸町駅~東陽町駅~門前仲町を結びます。特に明治通りを南北に結ぶため、朝ラッシュ時には乗客が満載になるほど利用客が多い路線だそうで、朝ラッシュ時には1時間に14本も運行されています。前面にはノンステップバスと書かれた水色の看板が掲げられています。

■357 東京都交通局 日野ブルーリボンシティハイブリッド[品川200か2277]Y-V288

2010年式の日野ブルーリボンシティハイブリッドです。品川自動車営業所港南支所所属の車両です。行先表示は[橋86|東京タワー]となっていて、目黒駅~東京タワーを結ぶ路線が再現されています。側面のHybridの文字が都営バスの塗装によく似合っています。 

■358 東京都交通局 三菱ふそうエアロスター[品川200か523]B-H152

2001年式の三菱ふそうエアロスターノンステップバス(KL-MP37JK)です。前扉はグライドスライドドア、中扉は引き戸タイプです。前中部はノンステップ、後部はワンステップとなっています。窓枠は黒色で、クリアガラスの逆T字タイプ窓です。この車両は2017年に山口県のサンデン交通に移籍し、スモークガラスに変更されています。シートは都営バス時代のまま使用されているそうです。前面方向幕横と、車体後部に車いすステッカーおよびみんくるが貼られています。

渋谷自動車営業所の車両で前面方向幕は[都06|渋谷駅]後部方向幕は[都06|新橋駅ー渋谷駅]です。側面方向幕は前扉横に設置されています。いずれもダークグレーの背景に白文字の方向幕が使用されています。

都06系統は渋谷駅~麻布十番駅~大門駅~新橋駅を約35分で結ぶ路線で、1時間あたり4本ほど運行される路線です。渋谷駅~新橋駅間を六本木経由で結ぶ都01系統「グリーンシャトル」に対して、都06系統は「グリーンエコー」という愛称がつけられました。

都バススペシャルの箱の上に黒いファイルを載せて撮影しているのですが、停留所に停車中のようないい感じの傾きじゃないですか?

■359 東京都交通局 いすゞエルガミオ[八王子200か1255]W-S810

2008年式のいすゞエルガミオ(PDG-LR234J2)ノンステップバスです。早稲田営業所青梅支所に配置されました。後乗り前降りの整理券車のため、前面に後のりの看板が設置されていました。その後品川営業所へ転属となり、前乗り後ろ降りに変更されています。前面の行先表示は[梅70|青梅車庫]に対し、後部表示は[青梅車庫]と系統番号が表示されていません。梅70系統は青梅市の青梅車庫から花小金井駅を青梅街道を経由して結びます。系統パターンは全線通しに加えて、小平駅折り返し、東大和市折り返しがそれぞれ1時間おきに走ります。28キロ近くを走行する長い路線となっていて、停留所数も80個もあるとか。以前は柳沢駅まで運行しており、路線距離が31.5キロと東京都内最長路線を誇っていました。梅70系統の紹介記事はネット上にいくつかありますが、どれも興味をそそられますね。ぜひ乗ってみたいです。

■360 東京都交通局 いすゞガーラHD[足立200か1474]K-P005

2006年式のPKG台のいすゞガーラHDで、南千住営業所に所属しています。都営バスが貸切車を運行していることを今回のバスコレで知るほど無知な私です。行灯には都営観光と書かれています。シルバーをベースに隅田川をイメージした青色のライン、都の花であるサクラをあしらっています。貸切車は渋谷営業所にも配置され、そちらの車両はシルバーベースに緑色のデザインとなっています。

まとめ

以上都バススペシャル12台を紹介しました。シークレットはCNGのエアロスターだったようで、ガーラHDの代わりに入っているそうです。私は残念ながら当たりませんでしたが、大満足なセットで眺めて、並べて楽しんでいます。また実際に都営バスの路線にも乗車し、いつか乗車記も書けたらなと思いました。特に「梅70」「都06」「錦25」が気になっています。