【札幌〜小樽間の高速バス】「高速おたる号」の魅力と利用するメリット JRとの比較も
札幌へ旅行へ行く際、多くの方が小樽もセットで旅行するのではないでしょうか。
ウイスキーで知られる余市も近く、札幌と余市の間に位置する小樽は依然人気の観光スポットとなっています。
「小樽はJRが繋がっているし、わざわざバスなんて」
と思う方も一度読んでみてください。
今回は札幌小樽間の移動に便利な「高速おたる号」についてご紹介します。

高速おたる号とは
北海道中央バスとジェイ・アール北海道バスが共同運行する、札幌と小樽を結ぶ都市間高速バスです。
この路線は、1934年から国鉄バスが独占運行。紆余曲折を得て、北海道中央バスが1951年、同区間に急行バスを走らせました。
元々は国鉄バス、北海道中央バスは同じ区間を走るものの、停車停留所が異なるなど性格の異なる路線だったようです。
その後2001年に、共同運行を開始。愛称も「高速おたる号」に揃えられました。
高速おたる号には3種類の経由がある
円山経由
最も本数が多いのが、この円山経由便で、10〜20分間隔で運行しています。
札幌〜小樽間は「高速おたる号[円山経由]」「高速いわない号」「高速ニセコ号」を合わせると10分間隔の高頻度路線となっています。
所要時間
札幌〜小樽[円山経由]:63〜68分
停車停留所
- 札幌駅前ターミナル
- 時計台前
- 北1条西4丁目
- 北1条西7丁目
- 北1条西12丁目
- 道立近代美術館
- 円山第一鳥居
- 西区役所前
- 西町北20丁目
- 見晴
- 新光
- 潮見台
- 奥沢口
- 住吉神社前
- 花園公園通(札幌行き)
- 市役所通(小樽行き)
- 小樽駅前
西町北20丁目を出たあと、札幌西インターから小樽インターまで、札樽道を走行します。
白い恋人パークの近くを通るのはこちら円山経由です。
北大経由
その名の通り、北海道大学や北大病院を通る便です。30分間隔で運行されています。円山経由に比べると少なく感じますが、都市間高速バスで30分間隔はかなりの高頻度です。
所要時間
札幌〜小樽[北大経由]:55〜56分
停車停留所
- 札幌ターミナル(大通)
- 札幌駅前ターミナル
- 北8条西1丁目
- 北大正門前
- 北大病院前
- 北18条西5丁目
- 北24条西5丁目
- 地下鉄北34条駅
- 見晴
- 新光
- 潮見台
- 奥沢口
- 住吉神社前
- 花園公園通(札幌行き)
- 市役所通(小樽行き)
- 小樽駅前
地下鉄北34条駅を出たあと、札幌北インターから小樽インターまで、札樽道を走行します。
望洋台経由
円山経由、北大経由に比べると若干異端児にも見える路線です。
小樽側は、小樽駅前ではなく小樽築港駅が起点となります。
本数は1日7往復。
小樽→札幌は午前から13時頃、札幌→小樽は14時以降の設定です。
円山経由、北大経由がかなりの高頻度運行なので、旅行者が利用する機会は少ないかもしれません。
小樽築港駅周辺から小樽inまたは小樽outする際に時間が合う場合、便利だと思います。
所要時間
札幌〜小樽築港駅:63〜68分
停車停留所
- 札幌駅前ターミナル
- 時計台前
- 北1条西4丁目
- 北1条西7丁目
- 北1条西12丁目
- 道立近代美術館
- 円山第一鳥居
- 西区役所
- 西町北20丁目
- 見晴
- 新光
- 新光4丁目
- 望洋台大橋
- 望洋台
- 望洋台3丁目
- 望洋台小学校
- 配水池前
- 望洋パークタウン入口
- ニュータウン桜入口
- 和光学園前
- 桜町
- 弥生通
- 桜町入口
- 小樽築港駅
西町北20丁目を出たあと、札幌西インターから朝里インターまで、札樽道を走行します。
主要のりば
札幌駅前ターミナル
1番のりば
小樽駅前(中央バス小樽ターミナル)
1番のりば(円山経由)
2番のりば(北大経由)
運賃
札幌〜小樽:680円
往復割引乗車券:1160円
SAPICA:利用金額の10%がSAPICAポイントとしてたまる。
kitacaやSuicaなどの、全国交通系ICカード使用可能。
予約不要なので、乗車券は各ターミナルの窓口、自動券売機で
高速おたる号は、札樽道開通前からの名残なのか、クローズドドアシステムを採用していません。
なので、各停留所間は全て相互に乗り降りが可能です。
高速道路を降りたあとも、乗車があるのが特徴的な路線です。
途中停留所から乗車する時は、バス車内で運賃を支払います。
車両は一般的な4列シートです。
JRとの比較
最後に、札幌〜小樽間を結ぶJR線と比べてみましょう。
運賃 | 所要時間 | |
高速おたる号 | 680円 | 53〜68分 |
快速エアポート | 750円 | 32分 |
普通列車 | 750円 | 45分 |
JRの場合、「快速エアポート」「普通」合わせて1時間に4本走っています。
値段の差は70円ですが、所要時間は鉄道のほうが早いでしょう。
バスは道路事情や渋滞、雪による遅れが発生します。
ただ、僕の主観でいくと、それも含めて旅行かなと。
また地元の人に近く、地域の空気を感じることが、鉄道にないバスの魅力だと思っています。
北海道以外の人間からすると、冬場の圧雪された道の上をゴロゴロ振動を立てながらバスが走るだけでも貴重な体験ですしね。
交通機関を比較する際、どうしても時間と値段で比較しがちですが、それぞれの魅力があるので、僕は高速おたる号をオススメします。(あくまで主観です)

いかがでしたか?
バスのブログなので、どうしても「高速おたる号」推しになってしまいましたが
是非参考にしてください。