近鉄バス「びんごライナー」乗車記(湊町バスターミナル(OCAT)→尾道駅前)近鉄バス担当便
「大阪」と「福山」「尾道」を結ぶ「びんごライナー」に乗車しました。
近鉄バス びんごライナー 湊町バスターミナル(OCAT)7:40→尾道駅前 休憩:三木SA、吉備SA
現在は中国バスが単独運行
近鉄バスと中国バスの共同運行で、尾道系統と府中系統合わせて1日7往復ありましたが、2020年2月1日以降は1日3往復に減便&中国バスの単独運行となりました。先月、近鉄バスが運行していた便に乗車してきましたのでご紹介します。

運賃・時刻表など(中国バス)
http://www.chugokubus.jp/highwaybus/hb15
停車する停留所(尾道系統)
乗車した湊町バスターミナル発尾道行きが停車する停留所は以下の通りです。
【乗車側】
- 湊町バスターミナル(OCAT)
- 大阪駅前(東
- 梅田)
- 大阪国際空港
【降車側】
- 広尾
- 新橋
- 福山駅前
- 尾道造船所前
- 桑田
- 浄土寺下
- 防地口
- 長江口
- 尾道駅前
- 日比崎小学校前
- 福祉センター前
- 松岡団地前
- 三成(尾道営業所)
運賃・予約方法
■大阪〜福山・尾道
片道4200円
往復7600円
回数券21000円(6枚つづり、1枚あたり3500円)
■WEB予約
発車オーライネット、日本旅行バスぷらざ
■電話予約
中国バス予約センター084-954-9700 9:00-18:00
近鉄バス予約センター0570-001631 9:00-19:00
途中休憩
「びんごライナー」には途中2回休憩が設けられていて車外に出ることが可能です。
1回目は山陽道の三木SA(兵庫県)、2回目は同じく山陽道の吉備SA(岡山県)でそれぞれ15分の休憩が設けられています。もちろん道路状況や遅れなどによってはこの限りではありません。2回目の吉備SAは最初の降車停留所である福山駅前まで残りざっと60キロ程度の位置。

乗車した車両
こちらは実際に乗車した車両の写真です。
現在は近鉄バス便はありませんが、中国バス便でも4列シート、後部トイレ付き車両が充当されています。
乗車車両の外観
車両のレイアウト



乗車記
びんごライナー|湊町バスターミナル(OCAT)7:40発尾道行き
私が乗車したのはOCATを7:40分に出発する便です。ちなみにOCATバスターミナルですが、バス会社によって呼び方が違う点はどうにかならないのでしょうか苦笑
JRバスだと「JRなんば(湊町バスターミナル)」
近鉄バスだと「近鉄なんは駅西口(OCAT)」
中国バスは「なんば湊町バスターミナル」等。まぁ各事業者と関わっている鉄道沿線からの利用を囲う必要があるので何とも言えません。
のりばを出発案内のディスプレイで確認し、8番乗り場へ。
7:30発の京都交通舞鶴行きの出発を見送ってすぐに「びんごライナー」が入ってきました。運転士さんにチケットを渡し車内へ。この日は1番前の1番席を指定されました。
私以外に2名が乗車し出発。OCATを出るとバスは四つ橋筋を北上。同じ時刻にOCATを出たJRバスの「グラン昼特急6号」東京行きの後ろを走行。梅田の阪神前でグラン昼特急はJR高速バスターミナルへ左折。こちらのびんごライナーは右折し大阪駅前(東梅田)へ。
大阪駅前(東梅田)からは1名が乗車。大阪駅前を出発後は福島ランプから阪神高速11号池田線に入ります。
渋滞の多い池田線ですがこの日はスムーズな流れ。20分ほどで左手に飛行機が見えてきました。
リムジンバスの列を横目に、びんごライナーは一番北側の長距離バス専用のりばに停車。
8:32 大阪国際空港から1名が乗車。この便の乗客は5名で確定
8:37 中国池田インターから中国道に入りました。
快適な走りで西宮名塩付近の山を登っていきます。
余談ではありますが、一度この付近の赤坂峠を自転車で登りましたが脚がつって苦しかったことをこの時バスの中でふと思い出しました。
山陽道に入ってしばらくすると三木SAで休憩となりました。
9:10-9:25 三木SA
岡山インターを過ぎてしばらくして、2回目の休憩の吉備SAに到着。
こちらも15分間の休憩です。
10:40-10:55吉備SA
吉備SAを出て30分ほど走るともう福山の文字が見えてきました。
11:30 福山東インターを流出
ここから降車停留所が続きますが広尾、新橋での降車予約はなく通過。
11:46 福山駅前
定刻よりやや早めに福山駅前に到着。ここで3名が降車しました。
福山駅前を出てバイパスを経由して尾道に向かいます。
バイパスを降りてしばらく走ると海沿いの道に出ます。

このあたりから尾道造船所前、桑田渡し、浄土寺下の順に降車停留所が続きます。
降車停留所が続くこの区間が最も景色が良く私が気に入っている区間でもあります。
建造中のタンカーもチラッと見えました。
12:23 尾道駅前
バスは定刻より15分早く尾道駅前に到着。ここで私を含め全員が降車し、びんごライナーは終点の尾道営業所(三成)へ向けて走り去って行きました。


乗車してみて
尾道でもう近鉄バスを見れなくなると思うと寂しい気持ちになりましたが、バス会社も事業で利益を出さないといけないのは当然です。昨今の人材不足も相まって、路線の存続が難しくなるのは時代の流れとも言えるでしょう。競合する交通機関との兼ね合いもありますが、利用者にとって、バスも鉄道も飛行機も選べることがメリットなので、今のこの流れを断ち切れるといいですね。
さて、「びんごライナー」は冒頭でもご紹介した通り、現在は中国バスの単独運行となっています。大阪側から見ると大阪発が
15:05 (福山行き)
16:10 (尾道行き)
18:50(府中行き)
となっていますので注意が必要です。
- 近鉄バス|八尾京都特急線 近鉄八尾駅→京都駅八条口 乗車記
- 近鉄バス|萱島線 全長16キロに渡る長距離路線(近鉄八尾駅前~JR住道~萱島)