御城印めぐり 西播磨の山城「坂越浦城」坂越港を監視する役割を担う
兵庫県赤穂市にある坂越浦城へ行きました。
尼子山城へ登城した後に、レンタサイクルで坂越の街並みを抜けて坂越港へ。

概要
坂越浦城は坂越港を見下ろす茶臼山のふもとに位置する城です。
大避神社の西側、標高20メートルに位置しています。
龍野城主、赤松下野守村秀の通城で、坂越港を監視する役割を担っていたのだとか。
現在は展望広場になっていて坂越港を一望できるスポットになっています。城の遺構らしきものは見当たりませんが、小学校跡や展望広場が城関係の施設があった場所なのかと想像できます。
登城記
坂越の街並みはきれいに整備されており、観光客でにぎわっています。
最近はおしゃれなカフェやお菓子屋さんができていて、平日昼間にも関わらず賑わいを見せていました。

坂越の街並みを抜けると目の前に坂越港が広がります。
坂越港は江戸時代の赤穂塩を積んだ廻船が風待ちに使用したり、千種川上流からの年貢の積み出しなどが行われ、物資流通の拠点になっていました。
現在も当時の港町の様子を感じることができるスポットです。

坂越浦会所は行政や商業の事務をつかさどっていた場所で、赤穂藩士の休憩所にもなっていました。
坂越浦会所の前を通り過ぎ、大避神社に向かって進みます。
標識に従って左折すると、少し上り勾配の道になり正面に大避神社が見えてきます。
坂越浦城は大避神社の西側、向かって左手にありました。現在は展望広場になっていて坂越港の様子がよく見えます。

ベンチもあってここで海を見ながらお弁当を食べるのもいいですね。潮風が気持ち良かったです。

展望広場(番所跡)の一段下には小学校跡があります。おそらくこの平坦な2つの場所が坂越浦城のなんらかの施設が設置されていたのでしょう。
城というよりは小規模な砦や館のような施設があったと案内板にも記載されています。

こんもりとした土塁?のようなものがあります。この上に櫓のようなものか砲台があったのでしょうか。
まとめ
今日は兵庫県赤穂市にある坂越浦城を訪問しました。
城の遺構らしきものは何もありませんが、きれいな景色と江戸時代の繁栄していたころを想像して坂越港を見下ろしてみました。
坂越観光の際は是非訪れてみてください。この山の上に茶臼山城跡もあるので、城めぐりの方はセットで訪問するといいと思います。
御城印は赤穂市観光協会で購入
他にも坂越の街並みにある奥藤商店さん、高瀬舟さんでも購入できるようです。

■御城印購入場所
赤穂市観光情報センター 1枚400円 ほかにカラー版300円もあり。
坂越浦城へのアクセス
🔎公共交通機関の場合
JR赤穂線「坂越駅」から徒歩25分
🔎車の場合
山陽自動車道「赤穂IC」から坂越港駐車場まで約30分