【乗車記】フットバス(なんば→高松)

2022年9月6日

おはようございます。

朝の通勤電車に揺られて早朝のなんばに降り立った私は、南海なんば高速バスターミナルに来ています。

今日はここから香川県の高松までフットバスに乗車します。

  • 路線 フットバス大阪うどん
  • 運行 高松エクスプレス
  • 区間 南海なんば高速バスターミナル→高松駅高速バスターミナル
  • 車両 香川200か658

フットバスは、始発となる南海なんば高速バスターミナルからなんばOCAT、大阪駅前を経由して高松へ向かいます。南海なんば高速バスターミナルは、スイスホテル南海大阪の5階にあるため、南海なんば駅やなんばCITYの案内サインに従ってエレベーターで上がります。

エレベーターを出るとホテルの入口と駐車場の正面に小さな待合所とバス乗り場があります。

乗車するのは7時55分発の高松駅経由国分寺バスターミナル行き。途中淡路島にある淡路志知バスストップに停車する点が、競合する関西~高松の高速バスにない特徴です。ちなみに淡路志知は乗降ともに可能なバスストップで、以前高松から乗車した際も、淡路志知→大阪駅前の利用がありました。

待合所横に停車していたバスに運転士さんが乗務し、発車の8分前にのりばに据え付けられました。

フットバスは高松エクスプレスという香川県の会社が運行しています。

明石海峡大橋ができる前、高松~神戸・大阪間を結んでいたフェリー会社が高松エクスプレスを設立し、高速バス事業に参入しました。フットバスとは「みなさまの足として、気軽に使っていただける高速バス」という願いから名づけられたそうです。

さて改札を受けて車内に入ります。以前乗車した際は4列シートのバスでしたが、今回は3列シート車です。

4時間少しの路線ですが3列シートとはなかなか豪華な路線ですね。

車内にはトイレやコンセント、プライベートカーテンが装備されている他、新型コロナウイルス感染対策として各座席にアルコール消毒スプレー、出入り口横には使い捨ての枕カバーやおしぼりが用意されていた点には驚きました。

些細なことですが、おもてなしが行き届いていて競合他社との差別化を図っているなと感じました。

またフットバスの面白い点として、公式サイトに乗務員さんの名前と似顔絵、一言メッセージが掲載されています。この似顔絵、本当に良く似ているんですよ!乗車した際には是非見てみて下さい。

この便の担当の方は快適な運行を心がけてくれているそうです。こういう取り組みも安心感やおもてなしを感じることができるのだと勉強になりました。

フットバス公式ページ:おもてなしの心

南海なんば高速バスターミナルからは4名が乗車しました。この後同じなんばエリアにあるOCATにも停車するので、出だしはこんなもんでしょう。

なんばOCATに到着すると西日本JRバスの高知行きが停車中。なかなか発車しないので急遽乗り場が変更になったようです。

ここから10名近くの乗客が乗車。私はC席だったのですが、A席B席とも埋まったので(特にB席は若い女性)プライベートカーテンを使わせていただきました。もう私は若くないので気を使います…

8時10分にOCATを出てから、大阪駅までは短時間ですが出入橋ランプまで阪神高速を走ります。

高知行のJRバスはそのまま湾岸線方面に走っていきました。

8時25分。大阪駅桜橋高架下で1名が乗車。国道2号線を西に進み、大開ランプから淀川左岸線、湾岸線のルートで高松を目指します。

淀川
神戸の街並み

阪神高速湾岸線の終端部、住吉浜ランプではお約束の渋滞にはまります。その後ハーバーウェイを経由して京橋ランプから阪神高速神戸線へ。毎度ながら湾岸線~神戸線が直接つながれば…と思います。

神戸線に入ってからは順調な流れ。明石海峡大橋を渡る前に高速舞子バス停で乗客を拾います。時刻は9時40分。どうやら10分ほど遅れている模様です。ここからも数名が乗車しました。

バスは明石海峡大橋を渡り淡路島へ。すれ違う高速バスや観光バスの便数を見ていると昨年の自粛が続いていた時期からだいぶ回復したことを実感しました。

9時58分~10時08分まで、室津パーキングエリアで休憩です。

OCATで見かけたグランドリーム仕様の高知行きや、同じ高松を目指す西日本JRバスの高松エクスプレス大阪号と同じタイミングで休憩となりました。

室津パーキングを出発して約20分で、淡路志知に到着。ここで3名が降車しました。

朝にここで降車するのはどういった需要なんでしょうか。洲本方面への乗継もないはずだし…単純に帰省とかでしょうかね。

バスはいつしか大鳴門橋を超えて四国に入りました。鳴門西、引田、大内の順に高松道のバスストップが続きますが、この便では降車はありませんでした。

行先表示はうどん県・高松

11時18分に高松中央インターで高松道を降り、一般道を走行。高松中央インター、ゆめタウン高松、栗林公園で数名ずつ乗客が減っていき、終点の高松駅には11時45分に到着しました。

途中降車が少なかった影響か、10分遅れていたバスは3分遅れになっていました。

私自身2年ぶりのフットバス乗車でした。3列シートで快適な車両で移動できただけでなく、おもてなしの取り組みが伝わってくるバス旅でした。

関西~高松間は競合他社(JRバスや神姫バス)の連合軍が多くの便数を運行していますが、孤軍奮闘するフットバスを積極的に選んでもいいなと思いました。

■おまけ

髙松で必ず行く植田うどん。バスターミナルから徒歩8分くらい
イルカの絵がかわいいことでんバス
行きたい場所への乗り場がわかりやすい路線図
マリンライナー