【搭乗記】日本航空|JL2016(新千歳→伊丹)Boeing737-800

2022年7月26日

今回は新千歳空港から利用したJL2016便の模様をレポートします。

JL2016便は新千歳空港17時45分発。大阪伊丹空港には19時50分着のスケジュール。

冬スケジュールは偏西風の影響を受けるため、所要時間が5分余分にとられています。

  • 便名 JL2016
  • 運航 日本航空
  • 区間 札幌(新千歳)→大阪(伊丹)
  • 機材 Boeing737-800 JA301J

搭乗したのは2月中旬。大雪の5日後だったので、空港内には積雪が残っています。

札幌市内も相当な積雪量で、場所によっては街中を歩くのが大変でした。

円山公園

午前中は円山公園を散策しましたが、ご覧のようにかなり積もっています。エゾリスはいませんでした。

16番搭乗口から出発

新千歳空港で飛行機撮影とお土産購入を済ませた私は、保安検査場を抜け16番ゲートへ向かいました。

隣のゲートは少し後に出発するJALの関西空港行。ほぼ同じ時刻に同じ方向に向いて飛んでいきます。

外はもう夕方。離陸するころには真っ暗でしょう。搭乗口前で待っていると、本日搭乗する機体がスポットインしました。どうやらJA301Jのよう。JALエクスプレス時代から活躍していた機体ですね。

このあたりの機材はすでに導入から16年経っており、737MAXに置き換えられるのか注目です。MAXは色々あったので、当分様子見という感じでしょうか。

搭乗口前で待機する人の数が徐々に増え始め、グランドスタッフさんの案内放送が始まります。搭乗は座席位置に応じて5グループに分けて行われるとのこと。私は後方の窓側なので、搭乗券にはグループ3と書かれていました。

17時30分に搭乗開始となりました。私はトイレに行っていたので、戻った時には「すべてのお客様を機内にご案内しております♪」と放送が流れていました。

古さを全く感じない機内

機内に入る前にここの窓からみちゃいますよね!機内はピンク色の照明でした。

降機時に撮影

機体前方はクラスJシートで、その後ろが普通席です。ご覧のように通路を挟んで3列ずつシートが並んでいます。ヘッドカバーは以前は赤色でしたが、最近は黒色のものになっています。

ちょうど翼の横の座席でした。隣に駐機しているのは関西空港行のJAL機。同じ機体です。

離陸に備えて機内は暗転

着席してしばらくするとプッシュバックが始まり、機内安全ビデオが流れました。エンジンスタートの心地よいサウンドと、機内ビデオのサウンドが私の気持ちを高めます。

滑走路へ向けて地上走行がスタート。どうやらRWY01Lを使用するようです。

機内は離陸に備えて暗くなりました。

滑走路へ進入するとすぐにエンジン出力が高まり、離陸しました。離陸後ライトターンし、右下に様々な色のライトに照らされた新千歳空港が見えました。徐々に高度を上げていきますが、右下には室蘭や函館の街の光を目にすることができます。

シートベルトサインが消灯するとドリンクサービスが始まります。少し体が冷えていたので、ホットコーヒーを頼んであったまります。

離陸して30分ほど経ち、副操縦士さんから挨拶放送がありました。高度40000ftで飛行中で、この日は10分ほど早く到着すると案内がありました。

フライトレーダーを見ていると、後続の関西空港行も早めの到着予定となっていたので、偏西風が弱かったのでしょう。

機内でフライトレーダー鑑賞

機内WiFiの調子がよく、フライトレーダーを見ながら空の旅を楽しみました。窓の外は真っ暗でしたが、佐渡島上空で1000ft下を飛ぶ、エアドゥ121便(Boeing737-700)とすれ違ったのが見えました。

19時05分、JL2016便は金沢上空を飛行中です。窓の右側に再び飛行機の光が見えたので、フライトレーダーで確認。どうやら大連発成田行きのANA8502便(Boeing767-300F)だったようです。

CAさんがドリンクのおかわりを勧めてくれたので、スカイタイムを注文。今の時期は「ぶどうともも」味でした。

小浜湾から高度を下げて着陸態勢に

19時14分、JL2016便は小浜湾に差し掛かったところで、高度を下げ始め、左旋回して近畿地方を縦に南下します。京都府、大阪府、兵庫県の3府県境あたりでシートベルトサインが点灯。右手前方には大阪湾と大阪の夜景が見えてきました。

このまま右方向に進めば伊丹空港は近いですが、生駒山地に沿ってしばらく南下していきます。

一旦奈良盆地側に進んでから右旋回し、奈良県王寺町あたりから伊丹空港のアプローチコースへ入ります。

「あ~今頃パイロットと管制官が交信しているころかな?」想像していました。

P「大阪タワー、ジャパンエア―2016 ランウェイ32レフトォ」

管「ジャパンエア―2016、ランウェイ32レフト、リポート6DME」

大阪空港に到着

大阪平野の夜景を見ながらJL2016便はアプローチを続けます。フラップの動きもあわただしくなり、ギアが出る音がしました。左側の座席の方が、大阪城や梅田の夜景が見えるのでおすすめです。

淀川を越えて、神崎川を越えて、阪神高速池田線をこえると伊丹空港に着陸です。

19時40分、RWY32Lにソフトランディング。これからRWY32Rをクロスし23番スポットに向かいます。

JALらしい季節の挨拶が終わり23番スポットに到着しました。

新型コロナウイルス対策のため、降機は2グループに分けて行われました。この方式はコロナが終わっても続けて欲しいと個人的に思います。

最後に

新千歳空港から伊丹空港まで、日本航空2016便に搭乗しました。

終始夜間のフライトのため、外の景色は楽しむことができませんでしたが、機内WiFiが絶好調でフライトレーダーを鑑賞しながら楽しく過ごさせてもらいました。自分の周りになにが飛んでいるか把握できると、ついつい探してしまいますね。

それにしても、伊丹に着いたとたん一気に現実に戻るなんとも言えない感覚は、いつまでたっても変わらないですね。新千歳空港を離陸するときはなぜか毎回寂しくなります。皆さんもそんな感覚ないですか?

また行きたいな。北海道。