京阪京都交通 亀岡市内観光周遊バス

京都の奥座敷とも呼ばれる亀岡市で、期間限定の「亀岡市内観光周遊バス」というものが運行されています。

運行期間は2022年2月14日から3月13日までの28日間。1日1000円で乗り放題で、渓山閣の日帰り入浴と出雲大神宮の参拝記念品贈呈、その他各店舗での特典付きの超お得なきっぷです。一般の路線バスに乗車することはできませんが、1日15便運行されています。

先日亀岡に訪れた際に、少し乗車してきました。

  • 路線 亀岡市内観光周遊バス
  • 運行 京阪京都交通
  • 区間 亀岡駅北口~亀岡駅北口
  • 車両 京都200か3278 K203 その他

亀岡駅の観光案内所でチケットを入手

今回乗車する周遊バスに乗車するためには、亀岡駅構内にある観光案内所で専用のチケットの購入が必要です。

「市内観光周遊バスください~」

「え~と、バス乗り放題の方ですか?」

「温泉がついている方です~」

というやりとりがあり、専用の申込用紙に氏名や住所など必要事項を記入し1000円を支払いきっぷを発行してもらいました。日付は係の方が手書きで記入してくれます。

注:バスコレは南口の京阪京都交通の窓口で購入しました。こちらも1000円です。

亀岡駅北口から乗車

バスの発車は9時45分。この日2便目のバスになります。始発は9時15分発です。観光案内所のオープンが9時なので、始発に乗る場合は発券の時間を考えると結構ギリギリになりそうです。

乗車する車両は京阪京都交通の貸切車。4列シートの観光バスタイプの車両です。

運転士さんにきっぷを見せて乗車します。私以外に乗客はおらず貸切の模様。

運転士さんから行先を尋ねられたので、降車場所を伝えます。

「そうか、降車ボタンはついてないのか」

自分が降りたい停留所まで、こんなに大きなバスで連れて行ってもらえるなんてちょっとした贅沢な気分になりますね。

運動公園を散策

バスは亀岡駅を出発し、ガレリアかめおかを経由して運動公園前に到着しました。

渓山閣の日帰り入浴が11時からなので、運動してから向かいましょう。

運動公園は野球場、体育館、競技場、テニスコートなどが集約された公園で、市民の憩いの場となっています。プールが釣り堀になっていたのは驚きました。私は運動公園を散策し、京阪京都交通の運動公園ターミナルを見学しました。

ちなみに亀岡市内観光周遊バスが到着するのは運動公園前バス停で、運動公園ターミナルには入りません。

運動公園ターミナル
運動公園ターミナルに入るJR園部駅行き

渓山閣最寄りの茶屋バス停へ

運動公園前バス停に戻り、亀岡市内観光周遊バスに乗車します。3台のバスが順番に循環しているので、最初のバスとは違う運転士さんと車両でした。

京阪京都交通の茶屋バス停です。こちらは普段、ガレリア亀岡~土ヶ畑間のバスが1日5~8本しかやってこないバス停です。今回の周遊バスがなければなかなか訪れる機会がありませんでした。茶屋バス停から徒歩3分ほどでお目当ての渓山閣に到着です。

立派な温泉旅館です。日帰り入浴は11時からです。入浴料は土日祝1000円ですが、亀岡市内観光周遊バスを提示すると無料で入れます。ただしタオルがついていないので、事前に用意して持っていくか、フロントで購入する、またはレンタルするのいずれかになります。料金は以下の通り。

  • フェイスタオル(買い切り)200円
  • バスタオル(貸し出し)400円

お風呂の写真は撮影できないので、ありません。内湯、露天風呂がそれぞれ1つずつあり、それぞれジェット浴もついています。泉質は単純弱放射能温泉(低張性中性低温泉)です。ラドン温泉ですね。

ちなみにサウナもついています。サウナ利用は12時からです。私が到着したのは11時過ぎだったので、まずは温泉につかって下茹でをしてからサウナを楽しみました。結局2時間半も滞在してしまい、夕方の予定もあるため、出雲大神宮に行く予定をカットする羽目に…

再び茶屋バス停から乗車

時刻表にないバスが下っていきました

次のバスは13時57分。ちょうど13時50分の土ケ畑行が先に来るので見ましょう。

F34系統グリーンタウン経由土ヶ畑行です。2019年式のノンステップ車が来ました。結構新しい車両が使われるのですね。

このバス停に似合わない大型車が到着しました。ここから亀岡駅前乗車します。

湯の花温泉バス停から1名が乗車してきました。3本目の乗車でようやく他のお客さんに出会いました。

のどかな田園風景の中を走行します。湯の花温泉を過ぎるとバスは府道452号線に入ります。亀岡市交流会館前のバス停を過ぎると、川沿いの1車線の狭隘区間に入ります。京阪グループの大型セレガでカーブを攻め入るのは京都高野山線以来の感覚です。

バスは出雲大神宮前を通過しました。本来ならここで降車して参拝したかったのですが時間の都合がつかず断念。サウナに入りすぎました。亀岡市内観光周遊バスを呈示すると参拝記念品がもらえるそうです。

少しわかりにくいですが、立派な神宮でした。改めて参拝したいですね。

亀岡駅に到着

茶屋バス停から約40分で亀岡駅北口に到着しました。風呂上がりでぼーっとしている状態でのバス旅はかなり快適でした。

さて、亀岡市内観光周遊バスでぐるっと一周してきました。本数が多く、いくつか途中で降りながら一日かけてゆっくり回るのがこのバスのねらいだと思います。1000円で日帰り入浴がついて乗り放題はかなりお得ですね。私は大半の時間を温泉で使ってしまいました。

今回は期間限定の社会実験も兼ねた運行と聞いているので、また次回の運行があるかどうかわかりませんが、次は降りていないガレリア亀岡、出雲大神宮、湯の花温泉などにも寄ってみたいです。

以上、亀岡市内観光周遊バスのレポートでした。