【路線バス】阪急バス 豊中東西線

2022年9月6日

  • 路線名 豊中東西線 95系統
  • 運行 阪急バス
  • 区間 緑地公園駅西口→イオンモール伊丹
  • 車両 大阪200か5059 3090号車

2021年4月1日より運行開始された、阪急バスの豊中東西線に乗車してきました。

この路線は豊中市の東西間の公共交通ネットワークが脆弱で、交通空白地帯の解消を目指して運行開始されました。豊中市が運行経費の一部を補助しているようです。

系統番号は全て95系統で、緑地公園駅~阪急曽根駅、緑地公園駅~クリーンランド前、緑地公園駅~イオンモール伊丹の3パターンの系統が存在しています。

緑地公園駅~阪急曽根間は概ね1時間に1本、クリーンランド行は朝夕に計4本、イオンモール伊丹まで全線直通するものは約2時間に1本運行されています。

乗車時の車両は中型のエアロミディでした。

北大阪急行のポールスター号で緑地公園駅に降り立つ

緑地公園駅は大阪府豊中市にある北大阪急行の駅。

大阪メトロ御堂筋線と相互乗り入れをしているので、御堂筋線の駅と思われている方も多いかもしれません。

北大阪急行の駅に行くのだから、北大阪急行の車両に乗れたらいいなと思っているとタイミングよくポールスター号がやってきました。

警笛が「ポヨヨヨ~ン」となるおなじみの車両です。知らぬ間にドアチャイムもついていたんですね。

バス乗り場は西口道路上

緑地公園駅は服部緑地という大きな緑地の真正面に位置していて、駅前ビルを抜けるとすぐに緑地の入口となります。

西口改札を出て駅ビルを抜けるとそのまま服部緑地へつながるのですが、バス停はグルっと戻る方向に振り返って駅ビル入口上の道路に位置しています。

案内が特に見当たらなかったので、初めて行く方は少し余裕を持って行ったほうがいいかもしれません。

合言葉は「振り返ってちょっと左の方」です。

早く到着してバスの出発まで時間が余ったら、緑地でのんびりしてください。

豊中東西線95系統に全区間乗車

11時10分発のバスが11時05分頃にやってきました。どうやら折り返し便のようです。

甲子園の強豪、履正社高校や阪急曽根駅、クリーンランドを経由してイオンモール伊丹まで結びます。

全区間乗り通しても運賃は240円と良心的。所要時間は阪急曽根駅まで26分、イオンモール伊丹まで45分です。車両は三菱エアロミディ。阪急バスの3090号車でした。

緑地公園駅から6名を乗せたバスは寺内一丁目、若北会館で乗客を乗せて西願寺橋へ。

西願寺橋からしばらくの間、服部緑地横の快走路を走行します。

池と緑が映えていて目にいいですね!落ち着きます。この路線一番の絶景スポットかもしれません。

服部緑地西口の乗客を乗せるとバスは進路を西にとり、伊丹方面へ向かいます。

履正社高校付近で対向の95系統とスライド。あちらもエアロミディで連番の3089号車でした。

南桜塚二丁目バス停を通過すると、曽根交差点で信号待ち。

国道176号線とクロスします。

国道176号線は兵庫県の宮津市から大阪の梅田新道を結ぶ幹線道路で通称イナロクと呼んでいます。

このイナロク沿いの豊中、池田付近は阪急バスのお膝元といったところでしょうか。

乗車車両の車内はこんな感じです!

11時29分にバスは阪急曽根駅に到着しました。ここで5名が降車し、5名が乗車しました。

主要バス停で乗客が入れ替わるところを見ると、この路線が開設されたねらい通りの利用になっているのかなと思いました。

反対側のバス停には86系統のJR吹田駅行が停車中でした。

阪急曽根駅を出て一つ目のバス停、原田元町三丁目で1名降車があったあとは、乗降車ともにありませんでした。

阪神高速池田線の下を潜り抜け、原田中二丁目バス停を通過。

ここは大阪伊丹空港の有名な撮影スポット、飛行機ファンの聖地ともいわれている千里川土手の最寄りバス停となっています。

千里川 左側の川沿いを少し入ると滑走路始端です

緑地公園駅や阪急曽根駅から乗車する場合は、95系統のクリーンランド行か、イオンモール伊丹行に乗車してください。

千里川土手から見上げる着陸機はかなり迫力があります。

11時40分。バスはクリーンランドに到着しました。

出発時間まで2分ほど停車しました。

観光バスが一台停車していました

クリーンランドは平成28年に完成した伊丹市と豊中市のごみ焼却施設です。一日175トン処理できる焼却炉を3炉保有していて、525トンものごみを処理できるようです。

社会見学も受け入れているみたいですよ。

クリーンランド出発すると次の停留所は終点のイオンモール伊丹です。ここだけやたらと停留所間隔があいているのは、伊丹市交通局に配慮しているのでしょうか。

猪名川沿いの道を走行。左側の川向には、園田競馬場があります。

前方にイオンモール伊丹が見えてきたあたりでバスは猪名川を渡ります。

イオンモール伊丹前の交差点を左折しすぐに側道へ。

正面にJR宝塚線が見えてくると終点のイオンモール伊丹バス停に到着しました。

緑地公園駅から45分で到着。さすがに乗り通す人はいませんでしたが、終点で降りたのは10名ほどいたのではないでしょうか。

到着したバスは再び緑地公園駅行となるようです。

豊中市東西の鉄道駅間を結ぶフィーダー的な役割と、沿線からの買い物需要をミックスさせたいい路線だなと思いました。乗客が増えて本数が増えるといいですね。