【乗車記】沖縄でも東京バス!ウミカジライナー(那覇空港→糸満市役所)

2022年9月6日

東京バスが沖縄県で運行を開始したウミカジライナーに乗車してきました。

ウミカジライナーは2020年9月14日に那覇空港~イーアス沖縄豊崎間で運行開始されました。

同ねん10月に糸満市役所~国際通り入口を結ぶハーレーエクスプレスが運行開始となり、沖縄で東京バスの2つの路線が誕生することになりました。

そして2021年7月に、ウミカジライナーを糸満市役所、国際通り入口へ延伸し、1日50便近くが運行される路線に成長しました。

今回は延伸後のウミカジライナーの乗車記をお届けします。

  • 路線 ウミカジライナー
  • 運行 東京バス
  • 区間 那覇空港→糸満市役所
  • 車両 沖縄230あ3008

那覇空港1番のりばから発着

ウミカジライナーは那覇空港1番のりばから出発します。

なお、那覇空港1番のりばは、上下のウミカジライナーが発着します。

国際通り入口行と糸満市役所行の両方がやってくるので、行先に注意してください。

瀬長島ウミカジテラスや、イーアス沖縄豊崎方面は糸満市役所行に乗車しましょう。

元大阪バスの中型車

車両は東京バス沖縄営業所のレインボーです。

元々大阪バスの八尾志紀線や御堂筋線で活躍していました。

私が乗車したのは18時25分発。始発の国際通り入口からの乗客はおらず、私一人が乗車します。

車内の仕様やディスプレイは大阪バス時代のものと変わりません。

那覇空港を出発

18時25分、扉が閉まり那覇空港を出発しました。

那覇空港のバス駐車場前を通過。琉球バス交通の120番、名護西空港線が出てきました。

空港をぐるっと周回し、ゆいレールの車庫を右手に見ながら進みます。

安次嶺交差点でゆいレールと別れると、車窓は急に住宅街に入ります。

再びゆいレールと合流すると、赤嶺駅に到着。

ここから4名乗車がありました。

ゆいレールと東京バスの一日乗車券が1000円で発売されているようで、赤嶺駅はちょうど接続駅になっています。

糸満~那覇間の往復でも充分に元が取れるおとくな乗車券ですね。

夕方の瀬長島へ

赤嶺駅を発車し、国道331号線を走ってきたウミカジライナーは、瀬長島海中道路を走行します。

右手には那覇空港が見えました。

夕方のいい時間帯。ジョギングをされている方が多かったです。

次の停留所は琉球温泉瀬長島ホテルウミカジテラス。こちらで降車ボタンが押されました。

左手には沖縄の海。日没の時間帯で絶景でした。

観光客が多く来ており、私も降車してみたくなりました。

ちなみに瀬長島は那覇空港の運用次第では着陸機が近くに見える、航空ファンにとって有名な撮影ポイントです。

次に来たときは、エアバンドとカメラを持ってここでゆっくり過ごしてみたいものです。

瀬長島ホテル正面にバス停があります。こちらで3名が降車しました。

18時42分に瀬長島ホテルウミカジテラスを発車。

バスは再び瀬長島海中道路を通り、国道331号線(豊見城道路)に復帰します。

アウトレット、イーアス沖縄豊崎を経由して糸満市へ

18時52分、アウトレットモールあしびなーに到着。1名が降車し再び車内は貸切に。

「あしびなー」とは、古くから沖縄で「遊ぶ庭」として使われている言葉でかつては村にひとつあった場所と言われているそうです。こちらのアウトレットモールは現代の「遊ぶ庭」を再現したそうですよ。

アウトレットモールあしびなーの次はイーアス沖縄豊崎(DMMかりゆし水族館)に到着です。

ここはウミカジライナー以外にも、那覇バスの95番(空港あしびなー線)や琉球バスが発着しており、那覇空港や那覇市街からのアクセスが充実しています。

ウミカジライナーが開業した当初、ここイーアス沖縄豊崎が始発停留所でした。

そろそろ日没

バスは豊見城市から糸満市に入りました。

この先道の駅いとまん、サザンビーチホテル&リゾート沖縄、糸満市役所の順に停車していきます。

道の駅いとまんから3名が乗車し、次のサザンビーチホテルで降車していきました。

ずっと走ってきた国道331号線は糸満道路に名前が変わっていました。

左手に沖縄水産高校、右手に糸満漁港を望みバスは橋を渡ります。

19時20分、終点の糸満市役所に到着です。

国際通り入口行は、エアロスターでした。

さいごに

今回は東京バスウミカジライナーに那覇空港から糸満市役所まで乗車しました。

国際通りや那覇空港、赤嶺駅から国道331号線を軸にホテルや商業施設をこまめに巡っていく観光路線です。

ゆいレールと共通の一日乗車券があるので、レンタカーを借りなくても交通機関だけで沖縄を楽しめる路線だと思います。

単純に糸満~赤嶺駅、那覇市内間の移動は、所要時間の面でいくと沖縄バスや琉球バスの89番糸満線に分があるように思いますが、こちらは市民の足でウミカジライナーとは完全に性格の異なる路線なので比較対象にはなりません。

ちなみに糸満市役所から糸満バスターミナル(手前の糸満市役所入口もある)までは900メートル離れており、徒歩約10分で行くことができます。

バス乗り継ぎ旅をされる方は参考にしてください。

糸満漁港付近の雰囲気がなかなかノスタルジックでよかったですよ。

89糸満線ギャラリー

糸満バスターミナル
沖縄バスエアロスター
後扉は閉鎖
琉球バスの糸満線はレインボーHR
沖縄バスの糸満線1029号車

最後までご覧いただきありがとうございます。