ユタカライナー(佐世保長崎線) 乗車記

2022年9月6日

今回は長崎と佐世保を結ぶ高速バスに乗車するため長崎駅前にやってきました。今回乗車する佐世保行ののりばは、駅前の歩道橋を渡らずに、駅を出て左方向にしばらく歩いていきます。長崎佐世保間の高速バスと言えば、歴史ある長崎県営バスターミナルから出発する長崎県営バスor西肥バスを利用するのが一般的ですが、今回はユタカ交通のユタカライナーに乗車します。

  • 路線名:ユタカライナー 佐世保長崎線
  • 区間:長崎駅前~佐世保駅前
  • 運行:ユタカ交通
  • 車両:佐世保200か698

ユタカライナーの乗り場は、長崎駅前ロータリーを出て浦上方面へ徒歩約5分

バスの出発は12時20分。発車までまだ15分ほどありますがバスはすでに到着しています。乗車券ですが、今回は発車オーライネットで予約したのでメール乗車票を利用します。メール画面を乗務員さんに見せて乗車。検温とアルコール消毒を行いました。

発車オーライネットの案内には、座席は乗車時にお伝えしますとありましたが、乗客は私一人だけだったようで、「お好きな席どこでもいいですよ~」と言ってくださいました。

長崎バス1728号車

発車時間となりバスは私一人を乗せて出発。途中停留所がなく、長崎駅前を出ると次は終点なので貸切です。

車内の様子

床面は木目調

車両は2019年にフロントデザインが変更された三菱ふそうエアロエース。車内は4列シートで後方にトイレ付。黒基調のシートに赤いヘッドカバー、暖色系の化粧板となかなかスタイリッシュな内装です。壁側に充電用のコンセントがあるのは助かります。(通路側座席はシートベルト差込口の近くにあります)また感染症対策として、座席背もたれの上部に飛沫防止カバーが設置されています。

飛沫防止ガード
窓側の化粧板とコンセント
読書灯と降車ボタン
ドリンクホルダーもあります

快適な高速ドライブ

12時26分にながさき出島道路のオランダ坂トンネルに入ります。長崎インターからは長崎自動車道を走行。

大村湾
長崎道76.6キロ地点

ユタカ交通の佐世保長崎線は2020年に運行を開始した新しい路線です。運行開始直後のツイッターでの評判では、結構アツい走りをするといった情報が出回っていましたが、この日の乗務員さんは常に一定の速度で左側車線を走行していて、安全運転に気を使っている印象でした。

心地よい振動とエンジン音にウトウト。車窓を見ていると一瞬だけ茶畑が見えました。ここは嬉野市。お茶の名産地ですね。

あの高架を新幹線が走ります

13時06分。バスは武雄ジャンクションで長崎自動車道に別れを告げ、西九州自動車道へ。建設中の西九州新幹線とクロス。いずれは新大阪から長崎まで新幹線で繋がるのですね。

まもなく佐世保

武雄ジャンクションから西九州道を走ること約20分。バスは佐世保みなとインターで西九州道を降りました。ここから終点までは約10分ほど一般道を走ります。左手に海上自衛隊の艦艇が停泊していました。

バスは佐世保駅の港側を一旦通り過ぎ、先の交差点でUターン。降車場所には別のバスが停車していたため手前でしばし時間調整。待っている間乗務員さんが話しかけてくださり、しばし世間話。かなり親切で感じのいい方でした。

13時35分。佐世保駅に到着しました。今回初めてユタカライナーに乗車しました。新しい車両ということもあってか車内は非常に快適でした。また乗務員さんもかなり親切丁寧な対応で気さくな方でしたし、運転も安全運転でした。

乗車前のイメージを見事に裏切ってくれましたね。たまたま担当の方がいい人だったのかもしれませんが、また次回も使ってみようかなと思わせてくれた1時間20分のバスの旅でした。