江若交通の堅田葛川線に乗車「堅田駅~安曇川駅バス乗り継ぎ旅」

2021年4月4日

今日は滋賀県大津市、琵琶湖の西側にある堅田駅にやってきました。ここから江若交通と高島市営バスに乗車して、安曇川駅までバスで移動したいと思います。

江若交通堅田エリア

江若交通は滋賀県の琵琶湖西側のエリアに路線バスを運行しています。近江の江と若狭の若でこうじゃく交通と読みます。昔はえわか交通と思い込んでいました。Googleに「えわかこうつう」と入れても検索トップに出てくるので、ホームページを見るときは、いまだに「えわかこうつう」と入力しています。

江若交通はJR湖西線が開通する前は、湖西地区に鉄道を運行していて江若鉄道と名乗っていました。メインはJR堅田駅を拠点とする堅田営業所エリア。堅田駅から周辺の住宅街や大津駅、守山駅を結ぶ路線。湖西線各駅からのフィーダー輸送やびわ湖バレイ、比良登山口、比叡山を結ぶ季節路線などがあります。

安曇川支所が担当する路線は安曇川駅~朽木学校前を結ぶ朽木線、高島市コミュニティバス、毎年、白髭神社祭礼日(9月5日)のみ運行される高島今津線があります。

西地区ローズタウン線に入るエアロスター

堅田葛川線の細川行きに乗車 現在は土休日に1往復のみ運行

堅田葛川線は2021年3月13日のダイヤ改正で運行形態が大きく変わりました。同路線は堅田駅~坂下~細川、堅田駅~途中、堅田駅~生津の3つの系統が運行されていましたが、現在は平日は堅田駅~伊香立小学校、伊香立循環線の2パターン、休日は堅田駅~山百合の丘、堅田駅~細川に変更されています。

乗車したのはダイヤ改正前の平日の細川行き。堅田駅を8時50分に発車します。現在は土休日の1往復のみの運行で、ダイヤ改正前まで経由していた坂下バス停は通過するようになりました。乗車する車両はいすゞエルガミオ。堅田営業所所属の2005年製車両です。

葛川と書いてかつらがわと読みます
  • 路線名:堅田葛川線
  • 区間:堅田駅~細川
  • 運行:江若交通
  • 車両:滋賀200か467

堅田営業所管内は交通系ICカードが使えます。全国の交通系ICカードが使用可能で、関西住みのmanaca使いの私でもタッチして乗れます。普段、地元のコンビニのレジで「マナカで!」って言っても「は?」みたいな顔をされるので、「ICOCAでお願いします」と嘘をついて使っているのですが、江若交通はそんな嘘をつく必要もなく、ちゃんとタッチすると「ピピッ!」と言って受け入れてくれました。

堅田駅発車場面では、高校生くらいの乗客が15名ほど乗車していました。途中の南庄道で全員降りてしまったので、車内は私一人の貸切状態に。おそらく土休日は登山客でもっと賑わっていると思いますが、さすがにまだ登山シーズン前の平日ということもあって誰もいません。

ちなみにこの路線の坊村というバス停から、蓬莱山と武奈ヶ岳への登山道が整備されています。蓬莱山はびわ湖バレイがあるので、登ってからロープウェイで志賀駅方面へ下ることも出来ますし、武奈ヶ岳も比良駅方面へ下ることができます。琵琶湖側と朽木側両方に、それぞれ登山道があるので行と帰りで違うルートを楽しめるのがいいですね。関西登山のメッカ、六甲山に比べると少し難易度が上がりそうですが、今年は蓬莱山か武奈ヶ岳に登ってみたいものです。

伊香立中学校前バス停を過ぎると道路の両側は木で覆われ始めます、少しずつ勾配を登り、その先には国道367号線(鯖街道)に突き当ります。この付近に「途中」バス停があります。3月13日までは堅田駅から途中行のバスが出ていましたが、現在はありません。終点なのに「途中」ということでテレビにも出たことがあったような。イントネーションは途↑中↓のようですね。「~の途中で」の時と少し違います。

安曇川上流の朽木谷をゆく

ここから国道367号線を北上します。つづら折りの上り坂が標高を稼いでいきます。ある程度登ると花折トンネルに入ります。花折峠口バス停付近で、花折峠の自動案内放送が入りました。この辺りは鯖街道の難所と言われた峠だったそうですが、現在は花折トンネルのおかげで難所は解消されています。

この近くに安曇川と和邇川の分水嶺があるようです。分水嶺って水にとっては運命の分かれ道なんですよね。分水嶺まで一緒に流れてきた水が、ここを境にもう二度と出会うことはないと考えるとなんだか切ないです。

案内放送があまりよく聞き取れなかったのですが、地名の由来も話していたようなしていなかったような。帰って調べてみると、鯖街道沿線にある葛川明王院への参拝者が、仏前に備える花をこの辺りで摘んだことが由来だそうです。

花折トンネルを抜け、平バス停で時間調整のため停車しました。ここから先は終点までフリー乗降区間となります。降車ボタンを押せば、安全な場所で停車してくれますし、乗る時は手を挙げれば停まってくれます。奈良交通や近鉄バスでも同じようなシステムがあって、昔はバスの屋根についたスピーカーから音楽を鳴らしながら走っていたのを記憶しています。今でも聞けるところはあるのでしょうか。(奈良交通のフリー区間を走るバスは、行先方向幕にヘーベルハウスのキャラクターのような片手を上げた絵が描かれています)

バスは鯖街道をずんずん進みます。運賃表の値段の上昇幅が大きくなってきました。途中本線から外れ、坂下の集落を走行します。この辺りはイワナ釣りが盛んで、釣りをしている人もちらほら。バスは少しだけ狭隘区間を走行します。

葛川坂下

現在は坂下を経由しないので、そのまま国道を走行するのでしょうね。バスは再び鯖街道に復帰。安曇川沿いの朽木谷と呼ばれる山深い道を快調に走行しています。両端が高い山で囲まれているにも関わらず、さすが昔から栄えた街道。沿線には食事できる店やお土産屋、キャンプ場などが点在していて、交通量もそこそこあります。葛川郵便局前でも時間調整を行い、終点の細川には9時45分に到着しました。

細川
折り返しの堅田駅行

細川バス停からは高島市営バスと江若交通を乗継ぎ

ここから先は高島市営バスに乗り継いで朽木学校前へ向かいます。土休日なら京阪出町柳~朽木学校前の京都バスがあるのですが、この日は平日のためありません。乗り継ぎが不安だったので江若交通の運転士さんに確認。

「この辺で待ってたらコミュニティが来るよ~来たら手上げな」とアドバイスをもらい細川バス停付近で次のバスを待ちます。乗って来た江若交通バスはそのまま走り去っていきました。この先に転回場があるのか、朽木学校前の車庫まで行くのかどうなんでしょう。

手打生蕎麦だって…おいしそう…

細川バス停付近に蕎麦屋さんがありました。結構口コミの点数が高そうなので、いつか昼間に通った時に寄ってみたいです。営業時間に合わせるなら、車じゃないとこれないかな…

20分くらい待っていると、高島市営バスのハイエースがやってきました。地元の方優先なので少し申し訳ない気持ちでしたが、運転士さんに行先を告げて乗車します。車内は地元の方が一人だけ乗車されていました。最近鯖街道で事故が多いこと、前日に山火事があったことを運転士さんとお話しされていました。こういったジモトーくを聞けるのも路線バスに乗車する魅力の一つだと再認識しました。

コミュニティバスなので、国道から外れて枝道へ入っては折り返しながら進みます。デマンドではなく路線バス扱いなので、全てのバス停に寄っていきます。バス停といってもほとんどバス停ポールはないのでよそ者の私にとってはハードルが少し高いなと感じました。

実際細川バス停も江若交通のものしかなく、堅田からの運転士さんのアドバイスがなければ、今乗っているバスに乗れていたかどうか怪しいところです。細川から20分弱で朽木学校前に到着。ここは道の駅くつき本陣が目の前にあり、コンビニもあるので次のバスまでの待ち時間にトイレや食事に困ることはなさそう。

高島市営バス
朽木学校前 バス停看板が4つも
朽木自動車庫

江若交通朽木線で安曇川駅へ

江若交通379号車
朽木学校前発車時の車内の様子

本日最後のバスは江若交通の朽木線。安曇川駅まで35分間のバス旅です。車両はレインボーHRでした。最後部座席に陣取りバスのエンジン音を楽しみます。信号がほとんどない道をダウンヒル。シートもふかふかで眠りに入ってしまいました。こちらは最終的に10名ほどの乗客がいました。

今回は堅田駅から安曇川駅まで路線バスを乗り継いでみました。細川~朽木学校前が本当に乗り継ぎできるのか不安でしたが、なんとか乗り継ぐことができました。次回は出町柳から京都バスで朽木学校前まで乗ってみたいです。

おまけ

最後に堅田駅で、3月31日で廃止となる、江若交通の仰木線を見てきました。

レインボーHR7m車
上仰木バス停は廃止に

以上、堅田葛川線、高島市営バス、朽木線の乗り継ぎレポでした。