【夜行バス乗車記】中国JRバス「ポートレイク号」で神戸から出雲へ

2021年3月9日

時刻は夜の23時。神戸三ノ宮にやってきました。

今回はここから出雲市へ向かうため、中国JRバスのポートレイク号に乗車します。この時間に出発する便はポートレイク号のみ。ターミナルの案内所は閉鎖されており、待合スペースのみが開放されています。

  • 路線名:ポート・レイク
  • 区間:神姫バス神戸三宮バスターミナル~出雲市駅
  • 運行:中国JRバス
  • 車両:島根200か382(641-8909)

ポート・レイクの由来と歴史

ポート・レイク号は、神戸の港(ポート)と、宍道湖の(レイク)をそのままもじった愛称となっています。

同じような愛称のレイク&ポート号という夜行高速バス路線がありますが、こちらは羽後交通が田沢湖~横浜間で運行する別の路線です。

ポート・レイク号は2001年に中国JRバスが一日2往復でスタートしました。その後1日4往復に増便しますが、2017年に減便。当時、三ノ宮側のターミナルはJR系のバスが発着するミント神戸の三ノ宮バスターミナルを使用していました。

2019年になると神姫バスが参入。現在の1日3往復体制となり、この時から神姫三ノ宮バスターミナルを使用するようになります。一方で松江、出雲側の乗り場は元々の共同運行会社との関係性や大人の事情があるのか、神姫バス便が駅前乗り場に入れません。駅近くの路上に神姫バスのバス停が設置されています。

このあたりは利用者のことを考えて統一して欲しいなと思う部分ですね。色々他社さんとのしがらみがあるのでしょうね。

「直接競合してないなら関係ないやん」と思うのですが…

今回乗車する夜行便は、中国JRバスが担当なので、降車場所は駅前ロータリーとなります。

現在1日3往復体制で、中国JRバスが2往復、神姫バスが1往復担当しています。夜行便は往復とも中国JRバスの担当です。

神姫バス神戸三宮バスターミナルに到着したポート・レイク号

車内の様子 コンセントは

バスは23時15分ごろにターミナルに到着。独特な形状の神姫三ノ宮バスターミナルにJRバスが入る姿がやや新鮮。

23時20分になると、待合室に松江、出雲行きの客は2番乗り場のバスに乗るよう自動放送が流れました。

待合室を抜けるとバスの後ろ側に出ます

本日乗車する641-8909号車は2008年式のいすゞガーラ。夜行仕様の中央床下トイレ付車両です。

松江・出雲

改札を受け車内に入ると、グレー基調の独立の3列シートが並んでいました。発車オーライネットで予約時に、右側の3C席を指定していました。なぜここを指定したかと言うと、後ろがトイレとなっていて、後ろを気にせずフルリクライニングできるから。足元にはフットレストとレッグレストがついているので快適です。

ちなみに乗車した車両にコンセントは設置されていませんでした。ホームページには神姫バス便の3列シート車にはコンセントがあると書いていましたが、運行会社によってはない場合もあるそう。コンセントがありますようにと願うも残念。利用する際は、この点だけ留意しておく必要がありそうです。中国JRバス便でも、車両によってはコンセント付きの場合があるそうです。

途中休憩がないので飲み物は事前に

着席し発車までまだ5分程時間があるようです。運転士さんが車内を巡回し、除菌シートを配ってくれました。このバスは途中の開放休憩がないため、飲み物や食べ物が必要な方は今のうちに買うよう案内されていました。

このバスはワンマン運行で、途中サービスエリアで運転士さんの仮眠休憩をとりながら走ります。所要時間は6時間程かかる路線ですが、乗客が外に出れる途中休憩がありません。事前に必要なものは購入しておきましょう。

三ノ宮を出発。新神戸トンネルを経由し中国道、米子道へ

前面のカーテンが閉じられ、23時30分に神姫三ノ宮ターミナルを出発しました。運転士さんからの放送で、今後の走行ルート、各停留所の到着時刻、途中米子自動車道の蒜山高原サービスエリアで1時間40分の仮眠休憩をとる旨の案内がありました。

バスは新神戸トンネルを走行。この先、阪神高速北神戸線、六甲北有料道路を通ります。神戸三田ジャンクションから中国自動車道に入りバスは西へ進みます。室内灯は減光され、おやすみモードに。オレンジの柔らかなライトが眠気を誘います。

0時00分に完全消灯となり、車内は真っ暗に。スマホをいじっていましたが、充電がなくなると困るので寝る体制に入りました。前方座席なのでエンジン音があまり聞こえず、程よい静けさとバスの揺れが私にとっての睡眠導入剤に。

途中1時40分頃に目が覚めるとバスは中国道のどこかのパーキングエリアに停車していました。しばらくして再び動き出し夢の中へ。次に目が覚めたのは3時30分ごろ。蒜山高原サービスエリアに停車中でした。おそらく途中2か所で休憩と車両点検をされているようです。

松江はまだ夜明け前

時刻は朝の5時15分。車内の電灯が点灯し、おはよう放送で目が覚めました。バスはあと15分ほどで松江駅に到着するところです。

車内放送では松江駅は9番のりばの到着。かえり便も9番のリ場から出発することと、神姫バス便は駅北口から出発することを案内されていました。

5時35分。松江駅での降車が終わるとバスは山陰道を西へ進みます。玉造は降車がないため通過。

宍道には5時57分に到着し1名が降車しました。斐川インターは降車がないため通過。山陰道を走行していましたが、斐川インターからバスは出雲ロマン街道と呼ばれる一般道を走行します。

前面カーテンが開いていたので、起きてどんな道を走っているのか眺めていました。この道は信号の少ない快走路ですね!自分も運転してみたいと思いました。(大型免許持ってない…)

斐伊川を渡り、出雲市駅到着前の最後の放送。ここでも帰りののりば案内と神姫バス便は別の場所から出発する案内がありました。

終点の出雲市駅には6時27分に到着し、神戸からのポート・レイク号の旅は終わりました。バスは到着後しばらく停車していましたが、気温が0℃。寒さに耐えれず見送りは断念することにしました。

出雲市駅に到着したポート・レイク号

まとめ

今回は神戸からポートレイク号の夜行便に乗車しました。所要時間は神戸から松江が約6時間。出雲までが約7時間で、途中休憩はありませんでした。

車内にトイレが付いているので安心でしたし、シートを限界まで倒すことができたからか、体の疲れはほとんどありませんでした。また、乗車人数がこの日は5名と少なかったのもよかったのかも知れません。運転士さんはベテランで丁寧な方でした。

関西から出雲は鉄道だと新幹線と岡山からやくもを利用するルートになるのですが、朝一番に出ても10時10分の到着となってしまいます。朝一から動きたい時や、「岡山からのやくも号はしんどい!」という方にはおススメできる路線です。

出雲市に到着するころに辺りは明るくなってきました
出雲市駅7時25分発の神戸行はスーパーハイデッカーでした。