【空港リムジン乗車記】大阪シティバス|関西空港~天満橋線(4月1日開業の新路線)
2020年4月1日に開業した新路線、「関西空港~天満橋・守口線」に乗車しました。
路線の概要と、初便の様子については過去記事で紹介していますので是非ご覧ください。
路線概要はコチラ→関西空港リムジンバス|2つの新規路線を開業 「大阪城・日本橋線」「守口・天満橋線」
運行ルート

関西空港から阪神高速湾岸線~天保山JCTから大阪港線~東大阪線を走ります。法円坂出口から一般道走行となり、大阪城公園駅、城見一丁目(大阪ビジネスパーク)、天満橋駅へと進みます。
関西空港天満橋線
運行会社|大阪シティバス
出発時刻|10:30
乗車区間|関西空港T1~天満橋駅
乗車車両|なにわ200か2352 (93-2352)酉島営業所
途中休憩|なし
運賃情報|1600円
大阪シティバス初めての空港リムジン参入
厳密に言えば民営化前の大阪市交通局時代になんば~関西空港間で運行していた過去があります。
大阪シティバスになってからは初めての空港リムジン路線です。車両は中古のエアロバスですが、前面ディスプレイは最新型のものを取り付けています。また自動放送もオリジナルのものが流れていました。
将来この路線が成長すれば新車導入も考えられますが、当分インバウンドは見込めませんし、テレワークやオンライン化が進んでビジネス利用もコロナ前のように…とはならないでしょう。しかし関西空港を拠点にしているピーチが国内線を充実させると発表がありました。7月にはGoToキャンペーンも予定されているので、国内の移動が活発になるといいですね。

大阪シティバスのエアロバスです。AirportLimousineのロゴはこの路線開業にあわせて貼られました。
関西空港T1は10番のりばから出発
関西空港にやってきました。10番のりばから発車する路線は、これから乗車する天満橋・守口行き、同じ日に開業した大阪城(ホテルニューオータニ)・日本橋行、寝屋川・枚方方面、東大阪行きの4路線です。寝屋川、枚方方面以外は比較的新しい路線ですね。

きちんと4か国語表記で掲示されています。

自動券売機で天満橋駅までの乗車券(1600円)を購入しバスを待ちます。
しばらくすると大阪シティバスの青い車両がやってきました。

やってきたのは酉島営業所所属のエアロバスです。2019年に導入された元西日本JRバスの車両です。導入当初は貸切登録となっていましたが今は「乗合」となっています。
乗車券を運転士さんに渡して車内に入ります。
中古でも古さを感じない清潔な車内

補助席付の4列シート車です。中古ですが綺麗な内装でした。
車内後方にはトイレが付いています。

この世代のエアロバスというと前面にでっかいブラウン管のテレビ型モニターがついていましたが、さすがに薄型のモニターに取り換えられています。
そのため前面がかなりすっきりした印象に見えますね。

阪神高速を経由して大阪市内へ
10時15分、定刻にバスは関西空港を出発しました。閑散としている関西空港の南ウイングを左に見ながら空港島内を進んで行きます。コロナ前のこの時間はKLMやエールフランス、シンガポールなど世界の翼が並んでいたのですが。改めて世の中が変わったことを感じました。
関空連絡橋を渡り終えるとりんくうJCTから阪神高速湾岸線へ。

防音フェンスがない部分からは大阪湾と工場地帯を見ることができます。

しばらく走ると前方に大阪シティバスのエアロバスを発見。LED表示は「大阪シティバス」となっていました。
路線教習中だったのでしょうか。追い越し車線に車線変更し、パスしていきます。

助松JCT手前では左手に石油コンビナートのような施設が広がっていて、煙突からは炎が出ていました。これってなんで火が出ているのですかね。ガスを放出しているのでしょうか。
三宝JCTで2020年3月に開通した阪神高速大和川線が分岐します。ここを通るリムジンバスがもしあれば乗ってみたいところです。一度自家用車で走りましたが、ほとんど全区間地下トンネルで首都高みたいでした。
天保山JCTから大阪港線へ進みます。
「なんか急に道幅せまくね」
大型車が多いからそう感じるだけかもしれません。カーブが多いので迫力があります。
大阪市の中心部に入り、四ツ橋筋や御堂筋をオーバークロス。阪神高速環状線からの合流地点を過ぎてしばらく走るとまもなく法円坂出口へ。
出口の流出レーンから一般道の中央大通りに合流。左手に大阪城が見えてきました。

森ノ宮駅前の交差点を左折し、大阪環状線の線路沿いに北上。
「まもなく大阪城公園駅~」の自動放送が流れバス停に到着。
降車はありませんでしたがバス停でしばし停車しました。

大阪城公園を出るとホテルニューオータニや読売テレビを左手にみながら北上。川に突き当たったところで道なりに左に曲がりますがここが狭い。
ガードレールギリギリのところをゆっくり左折。プロの技を体験しました。
続いて大阪ビジネスパーク(城見一丁目)に到着です。ここでの降車はなくそのまま通過しました。
バスは片町交差点を通り天満橋方面へ。右手に京阪電車、左手に大阪城が見えるとまもなく終点です。
天満橋駅を11時10分発の関西空港行き(京阪バス)とスライド。
谷町筋の高架下を右折し、天満橋駅のバスターミナルに入ります。
リムジンバスの乗降は一番手前のブースを使用しています。

11時17分、時刻通りに終点の天満橋駅に到着しました。
大阪城への旅行客だけでなく、天満橋、OBP(大阪ビジネスパーク)、京橋エリアへ便利な路線かと思います。
直接の競合相手であるJRの関空快速は京橋駅から70分以上かかりますし、必ずしも座れるとは限りません。