【夜行バス乗車記】西武バス|高岡・氷見線 新宿から氷見営業所(2015年乗車分)

2022年9月6日

今から5年前、西武バスの高岡・氷見線の夜行便に乗車しました。

「運行終了間近のトワイライトエクスプレスを関西以外で撮ってみたい」というのがこの旅の動機でした。

大阪から東京まではJALで移動。

パソコンのフォルダから出てきた画像を元に振り返りたいと思います。

注意!

2015年2月の記録です。
現在は富山・高岡・氷見線として運行しています。

高岡・氷見線とは

高岡・氷見線は1994年に運行開始されました。

西武バス、加越能バスの共同運行で、氷見と東京間を結んでいました。

2016年にバスタ新宿に乗り入れを開始。

2017年に別系統だった富山線と統合し、現在は富山・高岡・氷見線として運行しています。

停車する停留所(2015年乗車時)

  • 新宿駅西口
  • 池袋駅東口
  • 下落合駅
  • 練馬駅前
  • 川越的場
  • 砺波駅南
  • 砺波市役所前
  • 戸出コミュニティセンター前
  • 高岡駅前
  • 氷見営業所

2016年4月4日から新宿駅西口をバスタ新宿に変更

使用する車両

トイレ付きの3列独立シート車です。

途中休憩

関越道の上里SA、上信越道の松代PA、北陸道の越中境PAで休憩がありました。

現在運行されている富山・高岡・氷見線も同じ場所で休憩を行います。

実際に乗車してみて

ここからは乗車当日の様子をお伝えします。

以前開設していたブログの方には細かい所まで書いていたのですが、消してしまってデータが残っていません。

なので画像で振り返る形になりますがご容赦ください。

雰囲気だけでもお伝えできればと思います。

西武バス 高岡・氷見線 2015/2/* 新宿駅西口→氷見営業所

さて、夜の新宿駅西口へやってきました。

この時はまだバスタ新宿なんてものはありません。

京王系、小田急系、西武系、ツアー系など乗り場が点在していましたよね。

ヨドバシカメラ前の新宿高速バスターミナルを見学

バスの出発まで時間があるので、ヨドバシカメラ前の高速バスのりばを見に行きました。

ちょうどはかた号がのりばに据え付けられていたのですかさず撮影。

西鉄バス はかた号
リアから

昔はこんな狭いところから高速バスが結構な頻度で出ていたんですよね〜

はかた号はさすがKing of 夜行バス。

その美しい姿に見惚れてしまいました。

確かこの頃(2015年2月)は新車になってすぐくらいだったような気がします。

山梨交通のガーラSHD

中央高速バスの山梨交通も撮影。見た目からして重厚なエンジン音を出しそう。乗りたい‥

西武バスののりばへ 高岡氷見線は7番のりばから出発

さて、西武バスの乗り場へ戻りましょう。

乗車する高速バスは新宿駅西口の7番のりばから発車します。

鳥羽行きや南紀白浜行きの夜行バスを見送り、しばらくすると

高岡・氷見線のバスが入ってきました。

この時期の西武バスはレジェンドブルー塗装への過渡期でしたが、やってきたのはライオンズカラーでした。

車内に入るとシックな紺色のシートが並んでいました。

新宿駅西口を出た後は池袋駅東口、下落合駅、練馬駅前に停車し乗客を乗せていきます。

練馬インターから関越道に入りました。

途中の川越的場からも乗車があり、車内は真ん中の席も埋まる乗車率でした。

しばらく走ると1回目の休憩ポイント、上里サービスエリアに到着です。

トイレを済ませてバスに戻ります。

外は雪がつもっているんだろうなあ

こんなことを思いながら夢の中へ。

その後は上信越道の松代パーキングエリアと、北陸道の越中境パーキングエリアで休憩がありました。

僕はグッスリ寝てしまったので、どちらかの休憩ポイントは逃しています。

途中目が覚めると、バスのタイヤからは雪溶け水をはじき飛ばしているような音が聞こえていました。

雪がうっすらと
ライオンズマークも雪化粧

北陸道を降りると目的地も近い

砺波駅南、砺波市役所の順に停車をしていきます。

戸出コミュニティセンター前という名称がやたらローカルという以外は特に気になることはありませんでした。

皆さんは、夜行バスで早朝に知らない土地のバス停に止まって行くことに旅情を感じませんか?

地元の方が車で家族や大切な人を迎えに来たり、見ていてほっこりします。

というか僕は生まれてから今まで同じ地域に住んでいるので帰省とか、田舎に帰るという感覚がありません。

なので憧れの目で見てしまうんですよね。

もう一つ、朝の清々しさと知らない土地でこれから1日が始まることへの期待で気持ちが昂ってきます。

海外の空港に着陸する前も同じような感覚になりますよね。

氷見営業所には予定より早めに到着しました。

あたりはまだ真っ暗。

まだ稼働していない一般路線車と、長旅を終えた西武バスがエモいです。

氷見まで乗る人が意外と多いですねえ。

5名以上はいたと思います。

さて、ここからどうしよう。

「雪も降っていないし、清々しいので氷見駅まで歩こう」

ということでウォーキングをスタートしましたが

すぐに吹雪く。

足元に気をつけながら駅を目指していると

「あっ、バス停ある!」

時刻表を手で隠しながら下へずらしてと‥

(ローカル路線バスの旅かよとツッコミたくなりました)

すると時刻を確かめる間もなく、加越能バスのエアロミディが来ました。どうやら氷見駅まで行くようなので乗車することに。

普通に営業所で待っとけばよかったなと後悔しました。

吹雪の中を歩いたのでダウンは雪まみれ。

でも、氷見駅に入ると地元のサラリーマンの方が僕の雪をはらうのを手伝ってくれてとても嬉しかったのを覚えています。

それを見ていたおばあちゃんが

「今朝は吹雪いたねえ」と声をかけてくれました。

「なんて暖かい人たちなんだろう」

何かをしてもらったことは今でも覚えていますし、自分も誰かのために何かをしていきたいとこの時思いました。

旅は自分を見つめ直す契機になりますね。

最後に

今回は2015年に乗車した分の乗車記を書かせていただきました。

僕の微かな記憶と写真を頼りに書いただけなのでボリュームが少ないですが、雰囲気を感じ取って懐かしんでいただけたら幸いです。

乗車データ

路線名高岡・氷見線
運行会社西武バス
乗車日2015年2月
乗車区間新宿駅西口→氷見営業所
車両練馬200か2452 1101
その他3列トイレ付き