【乗車記】奈良交通|市内循環・中循環

2020年5月17日

奈良公園の鹿が行動範囲を広げているそうです。

観光客が減って鹿せんべいをあげる人が少なくなり、お腹を空かせて行動範囲が広がっているとか。

奈良公園の鹿たちは野生ですが、怪我をしてしまった鹿や田畑を荒らしてしまった鹿は一生「鹿苑」と呼ばれる施設で過ごすことになるそう。

(一度作物の味を覚えた鹿は再び街に出て行ってしまうため)

新型コロナウイルス感染拡大の影響が鹿にまで及んでいるとは・・・

さて、前置きが長くなりましたが

今日は奈良市内の観光に便利な市内循環をご紹介しましょう。

この記事では市内循環と、派生系統の中循環について紹介します。

奈良交通の市内循環は奈良観光に来るときに必ず乗ると言っても過言ではないほど観光客にも馴染みがある路線バスだと思います。

JR奈良駅、近鉄奈良駅と奈良公園を通って奈良市中心部を1周する路線です。

沿線には興福寺、東大寺大仏殿、春日大社、奈良公園、新薬師寺、ならまち、元興寺などがあるので観光に便利な路線です。

路線図を作ってみました

市内循環と中循環について

奈良市中心部を循環する路線は3つの系統があります。

上の表をご覧いただくとわかりやすいと思います。

  • 1系統:市内循環内回り(反時計回り)
  • 2系統:市内循環外回り(時計回り)
  • 6系統:中循環 (時計回り)

6系統はJR奈良駅を経由しない中循環です。

近鉄奈良駅→高畑町→綿町→近鉄奈良駅の時計回り一方循環です。

昔は反時計回りの5系統が存在していましたが2015年に廃止されました。

また中循環は年々運転本数が減少している系統で、乗る機会は少ないです。

僕が子どものころは日中でもばんばん走っていたのですが。

中循環の青地に黄色の方向幕を見かけると勝手にレア感を感じていました。

料金と所要時間

料金は全区間均一の220円です。

Suica PASMO ICOCAなどの交通系ICカードやご当地ICカードCI-CAが使えます。

3回以上バスに乗るなら奈良公園周辺と西の京方面が1日乗り放題の、「奈良公園・西の京・世界遺産1-Daypass」というフリーきっぷがおすすめです。(500円)

こちらはJR奈良駅、近鉄奈良駅の奈良交通案内所でお買い求めいただけます。

おもな区間の所要時間は次の通りです。

  • JR奈良駅〜東大寺大仏殿・春日大社前 約7分
  • 近鉄奈良駅〜東大寺大仏殿・春日大社前 約3分
  • 春日大社表参道〜田中町 約7分
  • JR奈良駅〜田中町 約8分
  • 一周 約23分

本数は?

市内循環

朝夕は1時間当たり7~9本、日中は1時間当たり6本運転しています。

ほぼ終日に渡って8〜10分間隔で運転しています。

中循環

こちらは平日のみの運行です。

7時台~8時台にかけて8本が運行されます。内2本は近鉄奈良駅止め。

バスの乗り方と車両

バスは前から乗車します。運賃は均一220円で乗車時に払います。

車両は専用の黄色いラッピングバスが使用されています。

以前は3扉車も使用されていました。

ブルーリボンの3扉車やキュービックノンステ、中扉4枚折戸などバリエーションが豊富でした。

最近は一般的な大型ノンステップバスが使用されています。

JR奈良駅のりば

JR奈良駅ののりばは西口と東口にわかれているので注意が必要です。

市内循環は内・外回りとも東口から出発します。

のりばはたくさんありますが大きく表示されているので安心

奈良公園方面(市内循環外回り) 東口2番のりば

田中町・紀寺町方面(市内循環内回り) 東口5番のりば

近鉄奈良駅のりば

奈良公園方面(市内循環外回り・中循環) 1番のりば

1番のりばは近鉄奈良駅の駅ビルからみて道路の向かい側になります。

近鉄奈良駅の地下改札から地下道でバスのりばの近くに上がることもできます。

1番のりばからのバスは全て奈良公園に向かうので市内循環や中循環以外のバスが来ても乗車してOK

JR奈良駅方面(市内循環内回り)9番のりば

ギャラリー

実際に乗車した感想

JR奈良駅から市内循環外回りに乗車してみましょう。

東口2番のりばはロータリー内でなく、道路沿いに設置されています。

大きな案内サインがあるので迷うことはありません。

ここから発車するバスはほぼ奈良公園方面へ行きます。

黄色い専用車両がやってきました。

前扉から乗車し運賃を支払います。

油坂船橋商店街

JR奈良駅を出るとバスは北上、まず気になったのはJR奈良駅の次の停留所である油坂船橋商店街。

車窓からチラッと商店街のゲートが見えますがアーケードにはなっていません。

レトロな雰囲気があり、営業している店舗がいくつかあるようです。

駅から離れているこの場所になぜ商店街?と思いましたがここはかつて近鉄電車が地上を入っていたころ存在した油坂駅の付近。

かつて駅前商店街として賑わっていたのでしょう。

国立博物館・氷室神社

近鉄奈良駅を出発すると芝生むき出しの若草山に向かって行きます。

上り勾配が始まるあたりから観光地の雰囲気が出ています。

沿線には鹿せんべいを販売する屋台が見えます。

大体おばちゃんが一人で販売していて、時々鹿が食べようと近づいて来ます。

一度おばちゃんが鹿に怒っているのを見たことがあります。

「なんべん言うてもわからんやっちゃな!」

的なことを言っていたような。

さて、県庁前からは道幅が狭くなり、大型バスのすれ違いも見ものです。

数年前までは観光バスの行列ができていた区間。

現在は奈良市が予約制のバスプールを作ったんでしたっけ。

あれも一悶着あったようですが渋滞は解消されたのかな。

国立博物館・氷室神社バス停近くの氷室神社はしだれ桜で有名。

子どもの頃おじいちゃんとおばあちゃんに連れて行ってもらった思い出の神社です。

ここでおばあちゃんがさるすべりの木について教えてくれました。

こじんまりとした神社ですがオススメです。

東大寺大仏殿・春日大社前〜高畑町

奈良公園のメインスポットである大仏殿や春日大社の最寄りとなります。多くの人がここで降ります。

春日大社に行くなら僕は次の春日大社前表参道で降りる方がいいかと思います。

神社のお詣りは正面から入りたいので。

春日大社前表参道を出ると奈良公園の池を見ながら南下します。左手には飛火野とよばれる広大な芝生。

一昔前「ならまつり」が行われた場所です。

中1の遠足で来た時、ここでお弁当を食べました。

案の定鹿にお弁当を食べられる被害が続出。

担任が、鹿のフンの上にレジャーシートを敷いて食べると言い出したので正気の沙汰とは思えませんでした。

奈良公園を抜けると破石町。

急に住宅や店舗が表れます。新薬師寺の最寄りはこちらす。

高畑町は奈良交通の転回場があります。このあたりもバスの本数が多く、奈良のベッドタウンです。大学や学校もあるので通学生も多い地区です。

高畑町〜田中町〜JR奈良駅

高畑町を過ぎるとすぐにバスは右折し西に向かいます。

下町の雰囲気のある2車線の道を進みます。

途中の田中町は、ならまちの玄関口。

きれいなバス停と駐車場、インフォメーションが整備されています。

ならまちはカフェやレストランが増えてお洒落になりましたよね。午前中に奈良公園を散策して、バスで田中町へ。午後はならまち散策なんていかがでしょう。

田中町から綿町までは同じような景色が続きます。

この辺りはチェーン店が全然なくて、個人商店やローカルスーパーが多いです。

綿町を過ぎたところで中循環は右折し近鉄奈良駅方面へ。

市内循環は直進して、八軒町、瓦町、大森町へと進みます。大森町交差点を右折すると広い道。

たくさんのバスとすれ違うのでバスターミナルが近いことがわかります。

三条川崎町を過ぎると次はJR奈良駅前。

東口2ばのりばに到着です。

所要時間は1周約47分です。

まとめ

奈良の観光スポットは他にも色々ありますが、短時間でコンパクトに回る際はこの路線が便利だと思います。

文中でも述べましたが、午前中に奈良公園東大寺大仏殿や春日大社、二月堂などを見て、昼をならまちで食べるのがお洒落なコースかと思います。

デザートのお店もあったのでまち歩きにピッタリ、疲れたら猿沢池で休みましょう。

あーやっぱり奈良が好き。